食欲が落ちる夏にぴったり! キウイは“身近なスーパーフルーツ”
気象庁の予報によると、今年の夏も平年より暑くなるようだ。6〜8月は全国的に暖かい空気に覆われやすく、また東・西日本の降水量は平年並みか多くなると予測されている。湿度が高く、茹だるような猛暑を乗り切るには、熱中症の予防・対策が急務だ。
暑い日が続くと栄養が偏った食事が続いたり、食欲がなくなったりする日もあるだろう。しかし、夏バテに栄養不足は大敵。消化器系の不調や睡眠不足に陥る可能性があり、免疫力も低下してしまう。
そんな栄養不足対策におすすめなのが、「キウイフルーツの足し算」だ。
身近なフルーツで「栄養素充足率」ナンバーワン!
色によって栄養素に特徴が
同じ量(100グラム)を食べた時に、ビタミンやミネラル、食物繊維などの17種類の特定の栄養素が、どれくらいバランスよく高密度に含まれているかをインデックス化した「栄養素充足率」というスコアがある。身近な果物のなかで、ゼスプリが販売している「グリーンキウイ」と「サンゴールドキウイ」は、バナナやいちごなどを抑えて充足率ナンバーワン。ビタミンCや食物繊維のほかに、鉄やマグネシウム、カリウム、葉酸など10種類の栄養素がぎっしり含まれている。
このパワフルな栄養素の組み合わせにより、「そうめんだけでいいや……」と、夏にやりがちな“単品食べ”によって悪化した栄養バランスをサポートしてくれるのだ。
“身近なスーパーフルーツ”ともいえるキウイ。実は「色」によって、特に豊富な栄養素に違いがあることはご存知だろうか。日本のスーパーなどでよく見るキウイには主に2種類ある。緑色の「グリーンキウイ」と黄色の「サンゴールドキウイ」だ。
朝スッキリしたい時は「緑」をプラス
食物繊維が豊富な「グリーンキウイ」
朝、なんだかスッキリしない……。そんな時に選びたいのは、1年の中で販売期間がもっとも長いグリーンキウイ。いつでも購入できる気軽なフルーツだが、なんとバナナ2本分の食物繊維が含まれている。食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類があるのだが、実はキウイフルーツにはどちらもバランスよく含まれている。特にグリーンキウイは可食部100gあたりの食物繊維含有量は2.3g。気軽においしく食物繊維をとることができる。
2025年4月には、厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」が5年ぶりに改訂され、1日の食物繊維の摂取量目標が一部引き上げられた。食物繊維の重要性は、いままた見直されている。
「黄色」をプラスで厳しい夏も“美容と元気”を守る!
ビタミンCが豊富な「サンゴールドキウイ」
暑い夏は疲れも溜まり、いつもより若々しさが下がりがち……。そんな過酷な日本の夏に、美活をサポートしてくれるのがビタミンCだ。
サンゴールドキウイは1個につきなんとレモン7個分のビタミンCが含まれている。「日本人の食事摂取基準」には、成人の1日のビタミンC推奨摂取量は100mgと定められているが、サンゴールドキウイには152mgも含まれている。毎日1つ食べれば、それだけで必要なビタミンCを摂取できるというわけだ。
しかもこれほどビタミンCが豊富なのに、サンゴールドキウイは甘い。
実はサンゴールドキウイは10年以上の歳月をかけて開発したゼスプリ独自の品種。グリーンキウイは酸味と甘みのバランスがよくジューシーな食感が特徴で、サンゴールドキウイは比較的、熟していてトロピカルでジューシーな甘さが特徴だ。
キウイをいつもの日常に“おいしい足し算”
そのまま食べても美味しいキウイだが、毎日の生活に気軽に取り入れるなら、カラダを整えるために料理と合わせてみるのも一つのアイディア。実は甘さと酸味のバランスがいいキウイは料理にもよく合う。いつもの料理に加えれば、栄養の足し算だけでなく、美味しさも足し算できるのだ。
特に不足しがちなタンパク質と合わせるのがおすすめ。キウイ特有の酵素「アクチニジン」にはタンパク質の分解を促す効果もあるため、食欲がないときや朝スッキリさせたい時にも取り入れやすい。「グリーン」と「サンゴールド」、それぞれの味わいに合わせたレシピをご紹介しよう。
きゅうりとサラダチキンのフローズンキウイサラダ
【グリーンキウイレシピ】
チキンと合わせた爽やかレシピ
●材料(2人分)
サラダチキン(市販品) 1枚
グリーンキウイ 1個
きゅうり 1本
塩 少々
こしょう 少々
レモン汁 小さじ1
オリーブオイル 大さじ1
●作り方
【1】キウイは冷凍する。凍ったキウイを流水に30秒程さらし、ヘタを切り落として皮をむく。
【2】1をぶつ切りにする。
【3】きゅうりはヘタをおとして4等分にし、めん棒などでたたいて割り、塩を振る。サラダチキンは食べやすい大きさに裂く。
【4】2と3をボウルに入れこしょう、レモン汁、オリーブオイルを回しかけ全体を混ぜる。
(レシピ提供:渥美まゆ美先生)
キウイソースハンバーグ
【サンゴールドキウイレシピ】
お肉のうまみとさっぱりしたキウイソースの組み合わせがクセになる!
●材料(2人分)
合挽肉 300g
玉ねぎ 1/2個
人参 1/2本
A
・パン粉 30g
・牛乳 大さじ3
・塩 小さじ1
・黒こしょう 少々
・ナツメグ 少々
サラダ油 適量
水 適量
<ソース>
ゴールデンキウイ 1個
赤玉ねぎ 1/8個
プチトマト 4粒
B
・塩 ひとつまみ
・ 黒こしょう 少々
・オリーブオイル 大さじ1
<付け合わせ>
レタス 適量
フライドポテト 適量
●作り方
【1】玉ねぎと人参は皮をむいて、みじん切りする。
【2】フライパンにサラダ油を適量しき、①をしんなりするまで炒め、冷ましておく。
【3】ボウルに合挽肉、A、②を加えて粘り気が出るまでよく混ぜる。
【4】 ③を4等分にし、小判状にまとめて、サラダ油をしいたフライパンで両面に焼き色をつける。
【5】 ④にハンバーグの1/3ほどの高さまで水を入れて蓋をし、8分蒸し焼きにする。
【6】ゴールデンキウイと赤玉ねぎを5mm角に切る。プチトマトは4等分に切る。
【7】 ⑥にBを入れてさっくりと混ぜる。
【8】お皿にハンバーグをのせ、キウイソースをかけ、付け合わせを盛り付ける。
ポイント:ハンバーグの種をしっかりと粘り気が出るまで混ぜることで肉汁を中に閉じ込めます。
栄養価も高く手軽に食べられるスーパーフルーツ・キウイ。 今年の猛暑はキウイの力で健康に乗り切ろう!