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道路でじゃれる犬を見て「蹴りたくなる」犬アレルギー主婦も

 北海道白老町で昨年2月、リードを放された土佐犬が海岸を散歩中の主婦を襲い転倒させ、溺死させる事件が起きた。夫ら遺族は土佐犬の飼い主に損害賠償を求め裁判を起こし、今年2月6日に飼い主には慰謝料など6300万円の支払いが命じられた。ペットを飼う人が増加を続ける今、軽はずみな行動がきっかけであなたが“トラブルの加害者”になる可能性がある。

 増加するペット入店可の飲食店に「NO」を突きつけたいのは、東京郊外に住む主婦Aさん(43才)だ。犬アレルギーのAさんは外出時にマスクが手放せない。

「家から駅までの間にペット可のカフェがあって、いつも近所の主婦たちがテラス席で犬を連れてお茶をしています。リードでつないでいるといっても、道路まで飛び出してじゃれ合っている。通行の邪魔だし、アレルギー反応でくしゃみが止まらなくなります。

 以前、ペット可のカフェに入ってしまったときもアレルギーだから席を離してほしいと伝えたところ、『当店はペット可の店ですから』とにべもない態度。ペット連れの客はテーブルに犬を乗せてやりたい放題。いくらペット可といってもマナーがあるのではないでしょうか。犬に罪はありませんが、たまに道路でじゃれている犬たちを蹴り飛ばしたくなるんです」

 たばこは分煙か禁煙かどちらかが多いが、ペットに関しては禁止か全面OKが多い。席が分けられていないのはペットが苦手な人にとっては苦痛だ。

※女性セブン2015年3月12日号

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