告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
たびたび世間を騒がすメディア関係者の不祥事。多くの場合、事件化することで広く知られることになるが、西日本のメディア関係者の間で「これが事実ならなぜ報じられないのか」などと水面下で物議を醸している一件がある。
関係者のあいだでそうした話が繰り広げられたのは、同地方のメディア幹部A氏が今年、勤務先を突然退職したことがきっかけだった。
同メディアのなかでは「一身上の都合」という説明がなされたが、社員の間で「なぜ?」という声も上がっていたという。
さるメディア関係者は「突然の退職の裏には、会社に届いた“ある告発文”の存在があったのではないか」と明かす。
「その告発文ではA氏が同じ会社で働く女性Bさんと不倫関係にあること、さらにBさんとの破廉恥な行為を動画投稿サイトで“修正なし”で複数本、公開していたことが指摘されていた。
このほか、Bさんが社内と見られる室内で服をめくり上げ、胸を露出させたり、深夜に県内の観光名所付近を全裸で歩く写真が添付されていた。また、サイトで公開していたと見られる、Bさんの“相手”を募集する条件を記した画像などもあった」
NEWSポストセブンは、地元メディアに配られた告発文を入手した。そこにはA氏の顔写真、実名、経歴、肩書きがしっかりと記されていた。Bさんについても同様で、前出・メディア関係者が明かしたような写真だけでなく、社内スタッフと撮影したと見られる普段の姿の写真まで記載されていた。なかには社員証をつけたまま胸を露出している写真も。
動画のスクリーンショットやリンクも掲載されていたが、現在は動画だけでなくチャンネルごと削除されているようだ。
公の場での露出は公然わいせつ罪や迷惑防止条例、軽犯罪法違反など、さまざまな罪に問われる可能性がある犯罪行為だ。これまでもカップルで性的な動画を投稿していた配信者が観光地で裸になったとして、公然わいせつ容疑で逮捕されたことがある。地元メディア幹部はこう語る。
「告発文に名指しで写真まで添付されている以上、当然、会社は2人への取り調べを行ないました。2人がどういう説明をしたのかは不明ですが、結果的にまもなく2人とも会社を辞めています。
会社側も報告の必要がある一部企業に対して、一連の経緯をまとめた書類を提出していますが、対外的には“一身上の都合”という説明をしている。メディアでありながら事の経緯を公表せずにいる会社の姿勢に、職員からは不満が高まっていると聞きます」