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2016年卒就活 企業の説明手法も上からではなく横から目線に

「HAKUHODO DNA」は、博報堂で働く若手社員約700名の写真を合成し職種ごとの「平均顔」や、仕事やプライベートにまつわるアンケート結果を算出している。「DNA LIST」では、平均顔やアンケートの調査結果を閲覧することができる。「DNA TEST」では、自分の顔写真をもとに9職種の「職種顔」が診断でき、社員の職種ごとの仕事観、プライベートなどの実態と比較ができる自己分析ツールにもなっている。

 たとえば、自分の顔写真をスマホで取り込み職種顔診断をして近似率の高い職種が「インタラクティブ 男性」と診断されたら、その職種の社員の55%は血液A型で、童顔65%などといった調査結果と照合できる。単純な数値だけでなく、「握る」や「世の中的」など呟きそうな業界用語や、ダブルディスプレイやイベントが近づくとアドレナリンが増えるといった職種あるあるなどが9つの職種ごとに示されるので社員のリアルな姿が見えやすい。

 これら横から目線の姿勢を示す企業には親しみのようなものを感じる、と就活中の男子大学生はいう。

「3か月も短い就職活動期間なので、集中して情報を集め、慎重に、でもスピードをあげてすすめないとならない。上からではなく情報提供してくれる企業は、僕たちと危機感を共有してくれているのかなと思うこともあります」

 就職活動といえばツテをたどってOBに会い、説明会に出席するのが精一杯だった。これまでは、説明会へ申し込み数は平均で90社近くにのぼっていたが、就職活動の開始時期が繰り下げになったことで、学生は短期集中で堅実に活動しようとしている。今では、もっと会社で働くこと、働く人の情報を具体的に得るのが常識となっているようだ。

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