ナ:日々、研究しています。休憩時間にいろいろな会社のツイッターを見たり、流行っているアニメを録画して見たり、おたくカルチャーに詳しいメディアもチェックしたり…。何かあったときにすぐにのっかれるよう、いつもアンテナを張っています。結果的にアニメ好きになってしまい、深夜に寝ないで見ることも…(笑い)。
――今回のようなユニークなコラボは他にありますか?
ナ:シャープさんが新しい冷蔵庫を発売するとき、「冷凍庫が大きいのが売りで、あずきバーの箱が何箱入るか容量を説明したいので、空箱をもらえますか?」と、シャープのツイッター担当のかたから連絡がきました。「じゃあ、送りますよ!」と、提供すると、何箱入るかツイッターで実況中継してくれて、ネット上で盛り上がりました。
ハーゲンダッツでもち入りのアイスが登場して品切れのニュースが話題になったときは、当社にも『やわもちアイス』というもち入りのアイスがあるので、「バイヤーの皆様、うちは大丈夫ですので、なにとぞ…」とつぶやいたら、これもたくさんリツイートされました。
当社も、相手の企業も、見てくれた人も、3者がみんな楽しめる。私は「ウィン、ウィン、ウィン」の関係と呼んでいます。近江商人の「三方良し」のような関係になり、みんなで楽しめるスタイルがいいなと思っているんです。
――ナカノヒトさんは、ツイッター担当になって何年くらいですか?
ナ:開設からなので、約3年です。
――ツイッターをやるきっかけは?
ナ:私は当時ウェブショップ担当で、とにかく商品を知ってもらいたくて、私がツイッターのアカウントを立ち上げました。テレビCMをガンガン打つ会社ではないので、そのためにも商品を露出しなければいけない。なので、「もう、ツイッターくらいはやらなきゃダメでしょ!」と。でも、知ってもらうためにはフォロワーを増やさなければいけない。そのためには宣伝ばかりしていたって、おもしろくない。じゃあ、コミュニケーションをとるアカウントとして活用して、お客様とつながるために使おうと。
――1日何件くらいツイートしているのですか?
ナ:1日20~30件ツイートしています。
――お菓子業界は、ツイッターやブログのコメントによって商品が動くイメージがあります。いかがですか?