国内

鬼、河童、1400年前から伝わる人魚などのミイラは各地に現存

 高野山の麓にある『学文路(かむろ)苅萱堂(かるかやどう)』(和歌山県橋本市)に「人魚のミイラ」とよばれるものが安置されている。

 手を挙げたポーズで胸びれやうろこのある魚の姿をした下半身。我々が想像する人魚とは少々異なる姿だが、これは平安末期から伝わる秘宝。1400年以上前に滋賀県蒲生川でとらわれたという説もあり、現在は不老長寿や無病息災を願う人々の信仰の対象となっており、高野山の民俗信仰を伝える資料として現在、県有形民俗文化財になっている。

 また、全国各地に伝わる鬼の伝説。宮城県村田町に伝わる「鬼のミイラ」は、ある民家から見つかったもの。

 顔と手のミイラは珍しく、鬼の顔といわれる部分は縦40cmほどあり、牙も角もある。記録は見つかっておらず、いつの時代からあるものかは謎に包まれたままだ。

 さらに、佐賀県伊万里市で290年前から酒を作り続けている松浦一酒造。その酒蔵の母屋でほこりだらけの箱から見つかったのが不思議な形をしたミイラ。骨が見え、大きな目らしき骨格で、当初は何かわからなかったが、箱に『河伯』という文字が書かれ、カッパではないかといわれている。蔵を守る水神様として、今は神棚に奉られている。

※女性セブン2015年5月14・21日号

関連キーワード

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン