寒川(香川代表)・金川颯吾主将(健大高崎の走力で3回に8点を奪われた)
「足の対策は立てていたんですが、ふとした隙で塁を盗まれたり、相手が一枚上でした。3回は相手の走塁に自分たちがついていけなかった」
岡山学芸館・岡本祥吾主将
「甲子園に出られた嬉しいですけれど、チャンスをいかせず悔しいです。勝つことでお世話になった方たちに恩返ししたかったので、勝てなくて悔しいです。(相手の投手は)真っ直ぐに力があったけれど、打てないまっすぐではなかったので悔しいです」
龍谷(佐賀代表)・池田智浩投手(背番号10の小柄な2年生左腕。同じく小柄な左腕の秋田商・成田翔投手に16三振を奪われた)
「(成田投手の投球をどう感じたか)1年の経験の差がこの差につながったと思います。来年は背番号1を付けて成田投手を越えるような存在になりたいです」
鳥取城北・布袋翔太主将
「悔しいですけれど、最高の仲間と甲子園で試合が出来て良かったです。故郷に胸張って帰ります」(おでこと左目の下に飛び散った泥を付けたままニコニコ顔で)
高岡商(富山代表)・北村太聖投手(3回途中からエースをリリーフした2年生。8点差を同点に追いつくなど健闘)
「まだ終わったという実感がないんです。8点差付けられたときも、勝つイメージしかなかったから、負けた気分には全然なりませんでした。今もまだ3年生のみなさんと野球をするイメージがあります」
石見智翠館(島根代表)・田中将貴主将(ピンチのたびにレフトからリリーフ登板すること5回。一時は逆転するも9回に逆転サヨナラ負け)
「僕のせいで最後まで粘れず、チームに申し訳ないです。僕はピンチの方が投げやすいので、県大会でも1試合で3回リリーフしたことがあります。(最後はレフトに戻らずそのまま投げたが)イニングをまたいで投げたのは初めてです。監督から『(もう投手がいないので)お前が最後まで投げろ』と言われました。それなのに粘れなくて申し訳ないです」
三沢商(青森代表)・浪岡健吾監督
「(大敗したが本塁打を2本打った)つなぐ野球が本来なので、ホームランよりつないで点を取りたかったですね。点が取れたのは、最小限のプラス材料です。(代打の金渕選手が本塁打を打ったときにベンチで両手でバンザイをされていましたが)相手への敬意をもたねばならないのですが、私も人間ですから、思わず感情が出ました。以降、気をつけます(笑)」(いつもベンチで監督のそばにいる記録員「(監督がいきなりバンザイしてびっくりしましたか)いえ、県大会でもホームランのたびにバンザイしてましたから」)
聖光学院(福島代表)・斎藤智也監督(東海大相模の先発がエースの150キロ左腕の小笠原ではなく、右の吉田だった)
「(ニヤッとして)意表つかれましたね。小笠原君7、吉田君3ぐらいの割合で準備をしていましたから。甲子園の初戦に、吉田君で堂々と入ってこられる相模さんの余力を感じました。『やるな』という感じ」
九州学院(熊本代表)・伊勢大夢投手
「(熊本大会から甲子園まで1人で投げ抜いてきた)1勝するためにやってきたので、負けてしまっては……(ピンチで控え投手がブルペンで投球練習を始めていたのを知っていますか)ずっと1人で投げ続けようと思っていたので、ブルペンは見ませんでした。絶対1人で投げ抜くつもりでした」