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2015.09.30 07:00  週刊ポスト

川崎老人ホーム事故 窃盗容疑の職員は異常に羽振りよかった

 入居中の高齢者3人が相次いで転落死した、川崎市の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」。介護施設という閉鎖空間で起きたために、警察もマスコミも実態が掴めないでいる。

 そんななか本誌は、この施設で働く現役職員B氏(37)から重大証言を得た。3件の転落死が起きた夜にいずれも当直を務め、後に窃盗で逮捕された介護職員のA氏(23)に関する内部告発だ。

 事故直前にA氏がB氏に「(転落死した入居者のことについて)そろそろやばいかも」と口走ったり、A氏が発見した3件目の入居者は自分の部屋以外から転落していたりと、不審な点が多かったという。

 さらに、B氏によれば、A氏が担当した入居者が亡くなった事例は、この3件だけではない。昨年12月中旬にも89歳女性がトイレで倒れているのをA氏が発見したといい、この女性の遺族も疑念を抱いている。

 実はA氏は3件目の転落事故後、夜勤を外されている。それ以降、入居者の転落死は途絶えるのだが、代わりに相次いだのが窃盗事件だった。

 A氏は5月21日に窃盗容疑で逮捕され、同じ日にSアミーユ川崎幸町を懲戒解雇されたが、その被害総額は200万円以上にのぼるという。当時のA氏は「異常なほど羽振りがよかった」とB氏は証言する。

「逮捕の1か月前くらいからは、同僚にしょっちゅう食事をおごっていましたね。僕も1度連れて行ってもらいましたが、お台場にある高級ホテルで1人2万2000円の神戸牛のコース。追加でA5ランクのフィレステーキなどを注文して、2人で会計が7万7000円でした。

 お金は全部Aが払ってくれました。他の同僚に聞いた話では、同じ店に3~4人で行って、会計は14万円だったそうです。Aが『このホテルの系列だけで70万円は使ってるな~』といっていたのを聞いたことがあります。

 Aは東海大学の救急救命センターで夜間のバイトをしていると聞いていたので、それでお金があるのかなと思っていました」(B氏)

 しかし、A氏が窃盗で逮捕された後、警察に情報提供を求められたB氏は、そこで事実を知らされる。

「彼が救命センターの夜間バイトをしているというのは嘘だというのです。昨年10月には妹が交通事故で亡くなったという理由で、忌引で1週間休んだことがありましたが、それも嘘で、妹は生きているそうです。さすがにショックを受けました」(B氏)

※週刊ポスト2015年10月9日号

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