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2015.10.04 07:00  SAPIO

北欧発・縦型掃除機 人気の背景にスウェーデンと日本の共通点

エレクトロラックスの赤松氏(左)と芦田氏

 日本の家電メーカーが揃って苦境にあえぐなか、右肩上がりに存在感を増しているのが、スウェーデンに本社があるエレクトロラックスのスティック型コードレス掃除機「エルゴラピード」だ。日本市場での販売数が100万台を突破し、世界では累計1000万台を販売したエルゴラピードは、どこがすごいのか? 作家の山下柚実氏がエレクトロラックス社を訪ねた。

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 エルゴラピードが日本の家電量販店で販売され始めたのは、実は4年ほど前の2011年から。家電量販店舗は全国で約2300ほどあり、今やそのほぼ100%に陳列されているという。短期間で一気に日本の売り場に浸透したことになる。いったいその推進力とは何だったのか? エレクトロラックス・ジャパン・スモールアプライアンス事業部の芦田倫子さんはこう語る。

「10年程前、日本へ参入した当初はテレビ通販やインテリアショップで販売を始め、色や曲線のデザインが注目されて次第に『オシャレ家電』と呼ばれるようになりました」

 オシャレ度が高ければインテリアのように部屋に置いたままでいい。すぐ掃除にとりかかることができる。

「当時、日本にはデザイン性の高い白物家電がほとんど存在していなかったこともあり評判が評判を呼び、問い合わせが増えていきました」

 たしかにエルゴラピードのボディカラーは独特だ。ローズゴールドやタングステンと、掃除機では見たこともない斬新な色彩。形もユニーク。手元は細く、吸い込み口付近はふっくらと膨らんだ美しい流線型。取り外すとハンディタイプに変身する2in1構造だ。

 つまり、人気に火が点いたのは、掃除機として高い「機能性」はもちろんのこと、「デザイン」においても「類似製品がなかった」からだった。市場の関心が十分に高まった状態の中、一気に全国の量販店へと展開した。それが、短期間で浸透した理由だったのだ。

「スウェーデンと日本の生活文化には共通する部分があるんです」と芦田さんは興味深いポイントを指摘した。

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