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《三浦春馬が今年も靖国に》『永遠の0』から続く縁…“春友”が灯す数多くの提灯と広がる思い「生きた証を風化させない」

亡くなった三浦春馬さんと「みたままつり」の提灯

今年の「みたままつり」にも三浦春馬さんの名前が記された提灯が掲げられていた

 茹だるような暑さが続いたかと思えば、突然の雷雨に見舞われる。そんな不安定な気候が続く夏の東京で、今年も変わらず夏の風物詩を多くの人が訪れた。東京・九段北の靖国神社で7月13日から16日まで開催されている『みたままつり』である。

『みたままつり』名物といえば、夏空を埋め尽くすように揺れる無数の提灯。その総数は実に3万個以上に及び、日が暮れると幻想的な光の回廊を作り出す。献灯をすれば、個人や団体の名前を掲げることができるこの提灯群。その中で、ひときわ多くの人の足を止め、カメラが向けられている一角がある。掲げられているのは、「三浦春馬」という文字が記された提灯だ。

 取材班が訪れた13日も、カップルや家族連れが次々とその提灯を見つけ、感慨深げに見上げながら写真に収めていた。提灯には、2020年7月にこの世を去った俳優・三浦春馬さんの名前が記されている。

 実は2022年から、ここに三浦さんの名前が記された提灯が掲げられている。献灯しているのは『日本製普及会』だ。

 会の名称は、三浦さんが生前、47都道府県の伝統文化や産業、人々を訪ね歩いた月刊誌での人気連載をまとめた書籍『日本製』(ワニブックス)に由来する。彼の著書に感銘を受けたファンたちが集い、その思いを未来へ繋ぐために結成された。

 献灯をした男性は、その思いと手応えを静かに語る。

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