ビジネス

【ドル円週間見通し】米企業業績等見極め もみあい相場予想

 投資情報会社・フィスコ(担当・小瀬正毅氏)が10月19日~10月23日のドル・円相場の見通しを解説する。

 * * *
 ドル・円はもみあいか。19日に中国の7-9月期国内総生産(GDP)が発表される。経済成長の鈍化は織り込み済みだが、予想を下回った場合はアジア、欧米の株安を招く可能性があるため、リスク回避のドル売りが強まる見込み。

 また、米企業業績(7-9月期)に対する市場の関心も高いようだ。金融セクターは比較的好業績を示しているが、足元では消費の弱さが意識されており、市場関係者は小売などの消費関連のセクターを注目している。大手企業の業績が市場予想を下回った場合、早期利上げの思惑は後退し、ドル売りがやや強まる可能性がある。業績が総じて好調ならば、早期利上げへの思惑が広がり、ドルに対する支援材料となりそうだ。

 なお、経済指標では米住宅関連指標の発表も予定されている。直近の住宅市況がまずまず順調であれば、ドル相場を下支えする一因となりそうだ。

【住宅関連指標】(20日、22日)
 9月住宅着工件数(20日)は年率換算で前回112.6万件から114.2万件への増加、前月比では、-3.0%から+1.4%への改善が予想される。また、中古住宅販売件数(22日)は年率換算で前回531万件から536万件の増加、前月比では-4.8%から+0.9%と大幅改善となる見通し。予想通りならば、ドル買い材料となりそうだ。

 10月19日-23日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

関連キーワード

トピックス

「夢みる光源氏」展を鑑賞される愛子さま
【9割賛成の調査結果も】女性天皇についての議論は膠着状態 結婚に関して身動きが取れない愛子さまが卒論に選んだ「生涯未婚の内親王」
女性セブン
勝負強さは健在のDeNA筒香嘉智(時事通信フォト)
DeNA筒香嘉智、日本復帰で即大活躍のウラにチームメイトの“粋な計らい” 主砲・牧秀悟が音頭を取った「チャラい歓迎」
週刊ポスト
『虎に翼』の公式Xより
ドラマ通が選ぶ「最高の弁護士ドラマ」ランキング 圧倒的1位は『リーガル・ハイ』、キャラクターの濃さも話の密度も圧倒的
女性セブン
羽生結弦のライバルであるチェンが衝撃論文
《羽生結弦の永遠のライバル》ネイサン・チェンが衝撃の卒業論文 題材は羽生と同じくフィギュアスケートでも視点は正反対
女性セブン
“くわまん”こと桑野信義さん
《大腸がん闘病の桑野信義》「なんでケツの穴を他人に診せなきゃいけないんだ!」戻れぬ3年前の後悔「もっと生きたい」
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
中森明菜
中森明菜、6年半の沈黙を破るファンイベントは「1公演7万8430円」 会場として有力視されるジャズクラブは近藤真彦と因縁
女性セブン
食品偽装が告発された周富輝氏
『料理の鉄人』で名を馳せた中華料理店で10年以上にわたる食品偽装が発覚「蟹の玉子」には鶏卵を使い「うづらの挽肉」は豚肉を代用……元従業員が告発した調理場の実態
NEWSポストセブン
撮影前には清掃員に“弟子入り”。終了後には太鼓判を押されたという(時事通信フォト)
《役所広司主演『PERFECT DAYS』でも注目》渋谷区が開催する「公衆トイレツアー」が人気、“おもてなし文化の象徴”と見立て企画が始まる
女性セブン
17歳差婚を発表した高橋(左、共同通信)と飯豊(右、本人instagramより)
《17歳差婚の決め手》高橋一生「浪費癖ある母親」「複雑な家庭環境」乗り越え惹かれた飯豊まりえの「自分軸の生き方」
NEWSポストセブン
店を出て染谷と話し込む山崎
【映画『陰陽師0』打ち上げ】山崎賢人、染谷将太、奈緒らが西麻布の韓国料理店に集結 染谷の妻・菊地凛子も同席
女性セブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン