親しみやすいネーミングやパッケージも魅力


「機能性表示食品制度ができて、私たち研究者やメーカー側から“この商品には、こういう可能性がありますよ”と伝えられる機会が増えました。またエビデンスとして論文が必要ですから、きちんとエビデンスのある商品が消費者にわかりやすくなる――といったメリットも挙げられます。

 今はまだ難解な部分もあり、消費者自身が勉強して、自分の体に合ったものを探す必要があるかもしれませんが、自分たちの健康のために、自分で学び・選ぶ意識を持ってもらえることが大事だと感じますし、消費者の方々が制度を上手に活用することで、制度自体が成熟して、よりわかりやすくなっていくと期待しています」(山本先生)

 また商品の製造や販売に携わるメーカー側の立場では、どう捉えているのだろうか?

「今回の『めめはな茶』発売までには、新しい制度の中でどう打ち出していくのか? どこまで機能をアピールできるのか? ほか、手探りの部分での苦労もありましたが、ルールの中できちんと商品の良さを伝える工夫をする点など、ポジティブに取り組んできました。消費者の方によりスムーズに商品を理解していただけるよう、ブランドサイトでもさまざまな情報を掲載しています。

 また商品の顔であるパッケージの面でも、ルールを守りながら機能や特長を理解いただけるよう、大きく8パターンの中から絞り込んで、シンプルですが親しみを持っていただけるような、このパッケージになったんです。コンビニやスーパー・ドラッグストアなど、さまざまな場所で目にしていただけると思うので、ぜひ手に取っていただきたいですね」(前出・宮本さん)

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