ビジネス

マンション広告ポエム 「DESIRE」など時折英語はさむ特徴も

 最近、折り込みチラシやネットなどで見かける高級マンションの広告コピーがすごいことになっている。現象にいち早く気づき、広告コピーを“収集”してネットなどで記事を配信しているのがカメラマンでライターの大山顕氏だ。大山氏が気付いた特徴と、収集した名作を紹介しよう。

●なぜか英語をはさむ

 ちょくちょく英語をはさむのも特徴のひとつ。

《私庭、高輪。ようこそ、高輪の頂へ。やすらぎを極めた真の私邸。THE WORLD CLASS》(高輪ザ・レジデンス)
《この聖域は、総てのDESIREを満たす。》(ランドステージ代々木の杜)

「欲望」だとギラギラしすぎるため、英語にして中和している面もあるのだとか。

●明るい未来を見せる

「ここに住めば未来は明るい」と教え諭すポエム。

《東京都心に住む。それは選ぶ地に自身の姿が投影されるということ。》(ブリリア外苑出羽坂)
《ぼくたちの明るい未来を照らす小さな幸せは、この道の向こうにあった。》(エクセレントスクエア西船橋)

●世界征服

 勢い余って、「征服者」になってしまうことも。

《FROM神楽坂 東京を掌る すべての時は、ここからはじまる。》(パークハウス牛込神楽坂)
《天王寺・阿倍野エリアを手中に収める暮らし。》(パークタワーあべのグランエア)
《ここに住むこと。それは、札幌都心のすべてを手中にすること。》(リビオ中島公園アルファタワー)

(※コピーや物件情報は大山顕氏提供)

※週刊ポスト2015年12月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン