食品の福袋として異例の人気を誇るのが、東武百貨店池袋店の『福なべ袋』。具材は4種類あり、『ふくちり鍋』(3980円)限定50点、『名古屋コーチン鶏鍋』(3000円)限定100点、『黒毛和牛すき焼』(3000円)限定100点、『ロシア産しゃぶしゃぶ用たらばがに』(3980円)限定50点の合計300点。1人2点まで購入が可能。豪華な食の福袋で、整理券は1時間ほどで配布終了するほどの人気のため、開店と同時に売り場へ直行がオススメ。
「洋服も含め、ほとんどのジャンルで整理券配布はありませんし、食品の福袋は個数も多いので、整理券を配ることは稀です。福袋は洋服が一番人気で、雑貨があり、食品系は最後にが買い回りのセオリーで、食品の福袋は極端に人気になるのは珍しいこと。人気は、価格の倍ほどの内容になるお得感があります」
食品系で同じくかなりの人気があるのが、松屋銀座の『生活応援招福袋』(3240円、限定350点)
「油、調味料、乾物、麺などが20~25点入ったボリューム満点の福袋です。内容はトータルで8000円~1万円くらいになります。普通、福袋を買いに行く人は福袋のチラシを見ると思いますが、こちらもチラシには全く載せない福袋です。それだけ人気ということですね。2002年から長年続いていて、知る人ぞ知るという。しかも350点という数が売り切れてしまう。実は私も今年初めて知りました」
肉好きにオススメなのが、好きな肉の種類を400gずつ選んで2.8kg分組み合わせられる東武百貨店池袋の『松坂牛も選べちゃうお肉2.8kg分選べる福袋』(2万16円、限定5点)。
「いちばん高い松阪牛のヒレ肉も、ステーキなども400gずつ選べる。脂身の多い、少ないも好みで選べるのがいいですよね。さらに、くじ引きで大吉が出ると400g、中吉だと200g…とプラスされる上に、金額は5万円~6万円前半もの内容になるそうです。価格は仕入れ値によって変わるので、細かくいくらとは言えませんが、松阪牛のヒレとロースだけでも2万円を超えるという話です」
最後に、初めて福袋を買いに行く初心者に向け、コツを聞いた。
「とにかく早めに行くことですね。開店の30分前には行きたいですね。欲張らず、欲しいものに絞ってまわるのがコツです。現場は殺気立っていますし、足がむくむので動きやすい服装を。情報は、チラシの小さい文字までくまなく見ることと、SNSのチェックは必須ですね。“~の福袋”と検索をかけて、面白そうな人のツイートを見つけると、どこの整理券がはけたとか、掲載されていない情報が発掘できることもありますよ」