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完売必至の名物福袋を徹底ガイド より細かいニーズにも対応

プランタン銀座の目玉福袋(2万1600円)。『オトナ女子編』(上)と『おフェロ女子編』(下)

 新春、お楽しみの福袋。買ってみたいが、いらないものも多くて結局お得にならないのでは…と見送る人もいるだろう。そこで、初心者にとっても、福袋ファンにとっても満足度の高い福袋を福袋コメンテーターの恩田ひさとしさんに聞いた。

 福袋の人気のバロメーターとなるのは「販売個数の多さ」と「整理券配布」。

「まず、この物が売れない時代に、販売個数が多いことの凄さを知っていただきたいですね。福袋はいま細分化されていて、作っても20~30個ほど。それを今、何百個も出すのはすごいことなんです。服も昔に比べて数を作らないので、福袋分の確保に困るほど。その中で一つでも多くの福袋を作ろうとするのは、それが人気で確実に売れるからです。整理券を配るのも、かなり人気の証です」(恩田さん、以下「」内同)

 近年、「商品は良くても、気に入らないものが入っていたら嫌だ」というニーズが強まり、コンセプトの提案までしないと人気が出ないことから、今年は客のニーズにより細かく応えるなどの変化が見られる。

 そんな中、知る人ぞ知る、人気でお得感の高い福袋を教えてもらった。まずは衣服から。

 毎年必ず雑誌やテレビでも取り上げられるほど人気なのが、プランタン銀座の福袋。例年、開店前の整理券配布の時点で完売する目玉の福袋がある。今年のコンセプトは『キュンキュンしたいを叶える(ハート)胸キュン女子福袋』(2万1600円)で、シックな色とスタイルを取り入れた『オトナ女子編』と、かわいさと色っぽさをイメージした『おフェロ女子編』を各限定20点で販売する。

「この目玉福袋は、20~30代のOLをターゲットにしたプランタン銀座の一番人気です。福袋ブームを生んだきっかけでもあり、ここ10~15年の福袋の象徴みたいなもの。お得感もありますし、並んででも買いたい強力な個性があります。上から下までトータルでコーディネートされていて、そのまま着られるところが人気です。今は何万円相当と言わなくなりましたが、僕が見たところ、10万円相当は入っていました。10点入っていて、かなりお得です」

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