昨年頃から、若い女性の間で“おフェロ”メイクと呼ばれるメイクが流行している。“おフェロ”とは、おしゃれでかつフェロモンがたっぷり、という意味で、お肌からジュワッと血色がにじみ出ているように見せるのがメイクのポイントだ。
しかし、こうしたメイクのブームが終わりに近づいているという。都内百貨店のコスメカウンターで美容部員をしている女性Aさん(28歳)が語る。
「去年若い女性の間で流行ったのは、まぶたの下すぐのところからチークを入れる“おフェロ”メイクでした。しかし、これはなかなかテクニックがいるメイクです。慣れていない人がやると、オカメみたいになってしまうこともあります。
2016年のトレンドになりそうなのは、こうした難易度の高いメイクではなく、“ハンサム”なメイクです。眉毛をしっかりと描いたり、口紅もテカテカさせずにマットな深みのある赤に仕上げたりするのがポイントとなるでしょう」(Aさん)
こうした女性のメイクのトレンドの変化に、巷の男性からは安堵の声も上がっている。専門学校に通う彼女が“おフェロ”メイクにハマっていたという男性Bさん(24歳・IT系)は、こう語る。
「年下の彼女が、“おフェロ”ブームに流されて、1年間ずっと変なメイクをしていたんですよ。すごいピンクのチークを下まぶたから鼻の上まで塗っていて、酔っ払いみたいだった。可愛いと思っているのは自分だけだよ、と言ってあげたかったです……。
“おフェロ”メイクのブームが終われば、そろそろ僕の彼女も変なメイクをやめてくれるだろうと思うので、安堵しています」(Bさん)
移り変わりが激しい女性のメイクトレンド。男性からは不評の声も上がっていた“おフェロ”メイクだが、そろそろそのブームも終わろうとしているようだ。