芸能

小籔千豊「ネットに悪口書くなんて生産性なさすぎて可哀想」

吉本新喜劇・座長の小籔千豊

 イキる、とは調子に乗る、勢いづく、威張る、偉そうにするなどの意味。吉本新喜劇・座長の小籔千豊(こやぶ・かずとよ)は「イキる奴」が嫌いだという。その小籔が、ネットの炎上現象について語った。

 * * *
 僕みたいな芸人とか人前に出る人は、多かれ少なかれちょっとした発言や態度がネットで炎上したり、罵詈雑言を浴びせられたりします。けれど、僕はそんなのにまったく腹も立たないし、むしろネットで悪口を“カチャカチャ”してる人のほうが可哀想やなあ、と思うんです。
 
 僕は松下幸之助さんや稲盛和夫さんのような人格者になって、新喜劇を大きくしていろんな人に恩返ししたいという最終目標があります。そういったすごい人のマネをして生きていこうと思ってるから、夜な夜なカチャカチャ書き込むのにヒマとカロリーを使うのはもったいなさ過ぎる。
 
 エラい人たちは、ネットで悪口書いたりして時間を使うことはないでしょう。だから僕は子どもにも「金持ちやエラい人のマネせえ、幸せな人のマネをせえよ」と言うようにしています。

 はい、ここで問題です。ネットでカチャカチャしてる人とそうでない人、どっちが幸せですか? そんなの100%、カチャカチャじゃないほうですよ。カチャカチャばっかしてたら不幸になることは、みんなわかってる。
 
「あの人幸せそう、エエ人やわ」と評判の20人のおばはんをモニタリングしてみてください。ちゃんと挨拶して、言葉遣いも優しくて、お店でもエラそうな態度をとらない、とか共通項があるはずです。逆に「あの人意地悪いわ、不幸やわ」と言われてる20人のおばはんを見ると、絶対カチャカチャみたいな行動をしてるはずです。
 
 カチャカチャして自分の文字が世界に発信できてるとか、相手をディスって「やったった感」を持ってるのかもしれんけど、それでハッピーエンドの人生が待ってると思いますか? それよりも、もっとお友だちとおしゃべりするとか、勉強するとか自分が幸せになる方法を考えるのがいいんじゃないですか。
 
 ネットに悪口を書き、炎上してるところにさらに火を放ちに行くなんて、自分から不幸になりに行ってるようなものですよ。あまりに生産性がなさすぎる。それを考えると可哀想やなと思えてくるんです。

関連キーワード

関連記事

トピックス

オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン