工藤:いえいえ、モテない女だったと思うけれど、気合がないんだから仕方がない。同世代でも、まだ女を張って生きている人はたくさんいます。小島さんが60代になる20年後には、美容クリニックの技術が進化して、パーツを取り替えるとか、いろんなことができるでしょうね。

小島:何だか年を取るのが怖くなってきました(笑い)。

工藤:もっと怖いのは、子供の手が離れたとき、夫がぬれ落ち葉になって寄りかかってくることです。旦那さまはおいくつですか?

小島:7つ上の50才です。寄りかかられるのは嫌ですね。背負い切れない。でも今思ったんですが、私は一人ブラック企業みたいに働いているので、夫より先に死ぬと思うんです。だから自分が死んだ後、ちゃんと生きていけるようにしてね、と夫に言っています。それは寄りかかられたら困るから、しっかりしてと、無意識のうちに言っていたのかもしれません。

工藤:そうかもしれないですね。

小島:今いるオーストラリアは離婚、再婚が多くて血のつながりのないステップファミリーが普通なんです。

工藤:確かに多いですね。

小島:みんな、「これはぼくのステップシスターで」と明るく紹介してくれて、あっけらかんとしています。添い遂げるのか、遂げないのかより、その時、誰と生きるのか、という感覚なんです。日本でもそういうステップファミリーがどんどん増えていったら、工藤さんが書いていらっしゃるような「後妻」ゆえの苦労は、なくなっていくかもしれませんね。

工藤:今後、そうなっていくと思いますし、そうやって今この瞬間の幸せをちゃんと手繰り寄せられる女性が増えてほしいと思っています。

※女性セブン2016年3月31・4月7日号

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