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渋滞回避法 追い越し車線走らない、リムジンバス追う

 行楽の季節とはいえども、高速道路の渋滞がつきものなゴールデンウイーク。そこで、簡単にできる渋滞回避法を紹介する。

【追い越し車線を走らない】
 渋滞は、走行車線ではなく追い越し車線から始まるという。渋滞博士として知られる東京大学先端科学技術研究センターの西成活裕教授が解説する。

「渋滞間際になると、みんな速く走りたいと、追い越し車線に車が集まります。7対3の割合で追い越し車線に偏ることさえあります。混みそうなときこそ、走行車線を走った方がいいでしょう」(西成さん)

【安易に一般道に降りない】
 長く続く渋滞にうんざりし、高速道路の走行を諦め、一般道を選ぶことがあるが、それは間違った選択のようだ。

「渋滞時の高速道路と並走している一般道は9割以上の確率で混んでいます。高速道路渋滞時の平均時速が20km程度に対して、一般道では5km程度です。つまり、混んでいても高速道路の方が4倍の速さで走れます」(西成さん)

【リムジンバスを追う】
 空港と要所を結ぶリムジンバス。そのバスについていくと渋滞に遭いにくいという。

「ただし、目的地が同じである場合に限ります。リムジンバスは走行中も常に渋滞情報を入手しています。『この先が混んでいて、一般道を行った方がいい』とわかると、途中のICで降りることがあります。バスは大型なので、細い道には向いていない。それでも一般道を選ぶというのは、渋滞などの理由があるからです」(自動車評論家・渡辺敏史さん)

※女性セブン2016年5月12・19日号

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