「楽なブラジャー」がブームとはいっても、スーツなどきっちりした服装の場合は、まだまだ「楽ではないブラジャー」が主流のようです。チラリと胸元に目をやって、盛り上がり具合の力強さなどから「楽ではないブラジャー」の気配を感じたら、包まれているおっぱいにこっそり同情を寄せるのも一興。
「諸般の事情があるとはいえ、今は苦しい思いに耐えているんだね。でも、苦あれば楽あり。そんなキミだからこそ『楽なブラジャー』に包まれたときの喜びは、きっと格別だよ。その日を楽しみに、今日を乗り切っておくれ」
心の中で、そう話しかけてみましょう。締め付けられているおっぱいが、窮屈な体勢のままニッコリ笑って、絞り出すように「あ、ありがとう……」とお礼を言ってくれているような嬉しい錯覚を覚えられそうです。ただし、一生懸命に話しかけようとし過ぎてセリフを声に出してしまったり、お礼を聞きたくて耳を近づけたりしないように、くれぐれもお気を付けください。
大人の毎日は、何かとたいへんです。だからこそいろんなニュースをきっかけに、いろんな喜びを見つけたいもの。それが大人の気合いであり、人生に対する前向きな姿勢です。「楽なブラジャー」が売れているというニュースのおかげで、またひとつ大人の喜びが広がりました。ただ服の下でじっとしているだけでも、私たち男性をこんなに幸せにしてくれるなんて、やっぱりおっぱいは偉大ですね。