最新カフェもいいけれど、やはり落ち着くのは、昔ながらの喫茶店。どこか懐かしい一杯が味わえる、古くから愛されてきた首都圏の“昭和喫茶”3店を紹介しよう。
●アンヂェラス(東京都台東区浅草)
戦後間もない1946年、甘味処としてスタート。人付き合いを大切にした創業者の人柄もあり、当時は新聞記者ら文化人のたまり場だったほか、絵本作家・馬場のぼる、作家・池波正太郎らが常連だった。
コーヒーは、関東の味の好みに合わせ、酸味を抑えた軽い味わい。場所柄、観光客の姿も多いが、「地元で愛された結果、多くの方にいらしてもらえる」と、先代の孫・関田仁子さん。