育児、介護など、人生の節目でもらえる「給付金」。ここでは、子育てサポートに関するお得な給付金をピックアップして紹介する。
鳥取県三朝町では、チャイルドシート購入費用の2/3以内(上限1万5000円)を助成。千葉県松戸市では、リース料金の半額が助成され、1回の申請で最大6か月間もらえるが、6才未満であれば、何度も申請できる。また、奈良県大和郡山市では、幼児2人同乗自転車の購入にあたり、同時購入の幼児用座席やヘルメット(2個まで)などの経費を含む合計金額の半額(上限4万円)を補助してくれる。同一世帯で1才以上6才未満の幼児2人を養育中などの条件があり、購入前の事前申し込みが必要だ。
【届出先】鳥取県三朝町、千葉県松戸市、奈良県大和郡山市
子育て中の家庭を、地域全体で支援する取り組みとして広がりを見せる「子育て支援パスポート事業」。今年の4月から居住地域に加え、他地域でもサービスが受けられるようになった(東京、山梨、大分、沖縄は10月から。神奈川、大阪は来年4月から参加予定)。対象となる家庭は、自治体によって未就学児~18才未満、妊婦を含むなど、条件が異なるが、協賛店や施設でカードを提示すると割引やサービスが受けられる。
岐阜県では、岐阜県子育て家庭応援キャンペーン事業として「ぎふっこカード」を交付している。県内の協力企業や店舗で商品購入の際、提示すれば、割引などのサービスが受けられる。
【届出先】自治体により異なる、ダウンロードOKの都道府県も
子供が生まれると、祝い金を自治体からもらえることが多いが、なかでも高額なのは、福島県矢祭町の「矢祭町すこやか赤ちゃん誕生祝金」。第1子と2子は10万円、第3子は50万円、第4子は100万円、第5子以上は150万円が支給される。さらに、第3子以上には健全育成奨励金として、2~11才まで毎年5万円が支給されるというから驚きだ。
【届出先】福島県矢祭町
子供の教育にかかるお金としては、「高等学校等就学支援金」、いわゆる高校の授業料無償化があるが、東京都では、受験生のために学習塾や通信講座の費用(上限20万円)を無利息で貸し付ける制度がある。世帯所得や資産額などの条件があるが、見事、進学できれば返済は不要。
【届出先】東京都の市区町村役場
※女性セブン2016年6月30日号