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本格的な伝統工芸品産業の技術習得で奨励金支給される

伝統工芸の技術習得で奨励金も

 病気やけが、失業&転職、出産、老後など、まとまったお金が必要になる場面において、日本には、数千円~100万円以上のお金がもらえる制度が多くある。ただし、もらえる資格を持っていても、自ら届け出なくては決してもらえないのが「給付金」。知っていればこんなにお得!

【資格取得&就職】
 資格取得のための給付金といえば、取得費用の20%が雇用保険から支給される教育訓練給付制度がある。これをもっと手厚くサポートするのが「専門実践教育訓練給付制度」。

 対象となるのは、看護師や保育士、美容師など専門性の高い資格ばかりで、受講料の4割(年間最大32万円×3年)を給付。終了後1年以内に就職すれば、さらに2割(最大48万円)が給付される。雇用保険加入2年以上が条件だ。届出先:ハローワーク

【伝統工芸の技術習得】
 金沢市には「金沢の技と芸の人づくり奨励金」制度があり、金沢漆器や九谷焼きなど、本格的に伝統工芸品産業の技術習得を目指す人に奨励金が支払われる。

 工房に欠員が生じた場合にのみ、募集がかかる狭き門だが、月額5万円などが3年を限度に支給される。富山県の建築板金や瓦ふき、造園などの「ものづくり職人確保育成事業」の場合は、育成する側に委託費として人件費が補助される。届出先:金沢市、富山県など

※女性セブン2016年6月30日号

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