国内

東京湾クルーズ ここ3年で人気急上昇、増便も

13の橋をくぐる人気の「日本橋クルーズ」

 今、全国で個性的な船のツアーが続々登場している。都内近郊を巡るバスツアーの船イベントが好調と言うのは、はとバス広報の相田佳愛さんだ。

「なじみのある街も、船から見ると景色が変わり、ガイド付きだと街の歴史も知ることができ、感動するお客さんも。夏の夜は、風情のある屋形船が相変わらず人気です。高級なイメージのレストラン船にも手頃なプランが増えています。歩かずに広範囲の旅ができ、飲食可能な場合も。ご両親連れで参加されるかたも多いですね」(相田さん)

 5年前から日本橋近辺の周遊を運営する東京湾クルージング・代表の島田誠一さんは、「ここ3年で人気が高まり、増便しています。船の発着地である日本橋は交通の便もよく、東京駅から近いので、移動の前後のすき間時間に乗る国内外からの観光客も多いですね」と語る。

 船は自由席の場合が多いので、早めに乗り場に行ってベストな席を確保したほうがいいだろう。もちろん、双眼鏡やカメラも忘れずに持参しよう。

たとえば、「日本橋クルーズ」(日本橋・隅田川 45分コース)では、東京・日本橋を起点に、隅田川が流れる佃島界隈までを周遊するツアー。13の橋の下をくぐり、次々に変わる景色に合わせてガイドさんが橋や街の歴史などの豆知識を解説してくれる。

 乗船人数は40人乗りと61人乗りの2種類。日本橋のたもとで当日の乗船の申し込みをする。個人乗船受付は当日で、受付時間は日によって異なるので、ネットで確認を。船内はトイレがあり、子供連れでも安心だ。

 隅田川にかかるいくつもの橋の下をくぐる。中には頭上ギリギリの高さの橋もあり、迫力満点! 橋を通る人に手を振ったり、ふだん見られない景色に、子供たちも大はしゃぎ!

 国の重要文化財の日本橋を起点に都心の橋を巡るミニクルーズを楽しむ、蛯名愛美さんと美月ちゃん、凛桜ちゃん母子に密着。船に屋根はないが、麦わら帽子を無料で貸してもらえるので紫外線対策は安心だが、熱中症対策は忘れずに。

実施日:ほぼ毎日
所要時間:45分
出発地:日本橋船着場
巡る場所:日本橋川~隅田川
料金:1500円
会社名:東京湾クルージング

※女性セブン2016年7月21日号

関連キーワード

トピックス

無名の新人候補ながら、東京選挙区で当選を果たしたさや氏(写真撮影:小川裕夫)
参政党、躍進の原動力は「日本人ファースト」だけじゃなかった 都知事選の石丸旋風と”無名”から当選果たしたさや氏の共通点
NEWSポストセブン
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
羽生結弦、Mrs. GREEN APPLE大森元貴との深い共鳴 絶対王者に刺さった“孤独に寄り添う歌詞” 互いに楽曲や演技で刺激を受け合う関係に
女性セブン
「情報商材ビジネス」のNGフレーズとは…(elutas/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」は“訴えれば勝てる可能性が高い”と思った》 「情報商材ビジネス」のNGフレーズは「絶対成功する」「3日で誰でもできる」
NEWSポストセブン
セ界を独走する藤川阪神だが…
《セの貯金は独占状態》藤川阪神「セ独走」でも“日本一”はまだ楽観できない 江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏の大物OBが指摘する不安要素
週刊ポスト
入団テストを経て巨人と支配下選手契約を結んだ乙坂智
元DeNA・乙坂智“マルチお持ち帰り”報道から4年…巨人入りまでの厳しい“武者修行”、「収入は命に直結する」と目の前の1試合を命がけで戦ったベネズエラ時代
週刊ポスト
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン