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2016.07.14 16:00  週刊ポスト

武田家と上杉家当主 末裔ならではの気苦労を語る

──でも上杉さんはメールアドレスが「TONO」ですよね?

上杉:あだ名がずっと「殿」でした。小さい頃は「バカ殿」でしたけど(笑い)。アメリカのNASAの研究所に留学した際、現地の人が「UESUGI」がうまく発音できないので、ニックネームが日本時代と同じ「TONO」になった。だから自然にメールアドレスも「TONO」に。いまさら変えるわけにもいかず、以来30年間そのままなんです。

武田:末裔ならではの気苦労もあります。武田家には、いまも家臣団がありまして、「うちの先祖は二十四人衆の誰々だ」とか、皆それぞれ信玄公の家臣だったことを誇りに思っている。それを潰さないように生活しなければならない。「なんだ武田の御曹司は」と言われないように言動にも気をつけています。

上杉:それは私もまったく一緒です。上杉家には家臣団はありませんが「まわりを大事に」というのは謙信公以来、代々伝わる家訓で、時代は変わってもその心は続いています。

──恥ずかしい振る舞いはできない。人前で酔っ払ったりするのもダメですか?

上杉:それは別ですね(笑い)。当主というのは酔っ払った方がいい。みんなが安心するから。しかも上杉家は酒豪で知られる謙信公以来、酒は強い。私ですか? 酒が強くなければ当主はやってられません。

武田:私はまあまあですけどね(笑い)。

※週刊ポスト2016年7月22・29日号

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