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秋の花粉症 残暑の影響で11月まで長期化する恐れ

キク科のブタクサを見つけたら要注意(写真/アフロ)

 花粉症といえば、春のイメージが強いが、実は秋にこそ注意が必要だという。気象予報士の三ヶ尻知子さんは、こう指摘する。

「今年のような猛暑の年の秋は、花粉の飛散量が多くなる可能性があります。しかもこの先、残暑が続けば、飛散は11月頃まで長期化する恐れがあります」

 大和高田市立病院の医師で日本アレルギー学会認定専門医・清益功浩さんによれば、この季節の花粉症の症状は、「くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、症状は春と同じです」とのこと。目がつらい、鼻がつまるといったその不調は、秋の花粉症のせいかもしれないのだ。

 春の花粉症の原因となるのは、スギやヒノキなど樹木の花粉だが、秋の場合は雑草だ。キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラなどの花粉がやっかいを引き起こす。

 また、春に花粉症になる人にとってもつらい秋になりそう。スギ花粉も秋に悪さをするのだ。

「今年は残暑も厳しいとみられますが、こういう年は、スギ花粉が秋に飛散することがあるのです。これは、暑さのせいでスギの花が開花することが原因です。春まで待てない花粉が飛んでしまうのです」(三ヶ尻さん)

※女性セブン2016年9月22日号

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