ボジョレー・ヌーボーが解禁となるこの時期。ワインがぐっと身近になる。ワインというとやはりフレンチやイタリアンが合うと思われがちだが、意外と和食との相性もいいのだ。
著書に『ワイン道』(日経BP社刊)などを持ち、年間400リットルのワインを飲むという、ワイン・ライターでアカデミー・デュ・ヴァン講師の葉山考太郎さんは、こう話す。
「週に1~2回のペースで持ち寄りの“ワイン会”を開いています。意外にコロッケが瞬時になくなるんですよ。定番のチーズやレバーパテは、濃厚さや個性の強さが敬遠されるのか、残ってしまうことも。コロッケやたこ焼きなど味のはっきりした和食はワインに合うし、さっと摘まめる手軽さも、受けています」
葉山さんがおすすめするワインに合う和食は、手頃な価格の“ランプフィッシュ・キャビア”(50g700円前後)を1cm幅に切ったかまぼこと大葉にのせたカナッペ。
さらに、刺身の切り落としをめんつゆ、わさび、オリーブオイル各適量で和え、黒こしょう、あさつきを散らした和風カルパッチョも、ワインに合うという。刺身が生臭く感じるときは、しょうゆ2に対してワイン1を加えたものにつけると食べやすくなる。
※女性セブン2016年12月1日号