師走に向かい、何かと忙しいシーズン。急いでいる時にかぎって、いろんなものが開かなくなることってありませんか? 例えば、調味料の小袋、缶やビンのふた、布に食い込んでしまったアウターのファスナーに使い古したドア…。困った時に知っていれば慌てず対処できる。「開けるテクニック」を、その道の達人が直伝!
「ビンのふたを開封しようとして、10分格闘したが開かず、結局ペンチでこじ開けた」(48才・専業主婦)、「ダウンのファスナーが布をかみ、友人を待たせてしまった」(38才・会社員)、「雨の日、大量の買い物を抱えて帰ってきたら、鍵が開かず、業者が来る1時間、外で待ち風邪をひいた」(60才・無職)など、開かずに困る人は多い。ただでさえ忙しい時期だけに、小さなトラブルも避けたいものだが、なぜこうなるのか?
調味料など食品の小袋が開かない原因を、料理研究家の今別府靖子さんはこう分析する。
「切れる部分を見極めず、力任せに開けると開けにくくなり、容器が壊れて手間が増えます」
また、洋服のファスナーなどに関して、『マジックミシン』の窪田洋子さんは言う。
「ファスナーを無理に引っ張ったり、布をかんだ時に力任せに引っ張ると布地にダメージを与えます。慌てず優しく引いて」
その他、ドアや網戸などについて、『カギの修理屋さん』の藤田政昭さんは以下のように語る。
「大掃除の時などは特にドアの周りにモノを置き、ドアノブが動かなくなるなどの“閉じ込め”事例が多発します」
特に冬場は手がかじかみ、開けにくさも増すが、開けるポイントを知っていれば焦らなくてすむ。コツを参考に、開かない女を卒業して!