◆食品編
開封が料理の仕上がりを左右することもあると、前出・今別府さんは言う。
「パウチ型の調味料の場合、“ここで入れればおいしくできる”というタイミングがあります。ですが、開封できず、その瞬間を逃してしまうと、仕上がりが台無しになることもあるんです」
開かない時は、はさみを使えばいい、という声もあるが。
「食品は、液状や粉末でもベタつくものが多いので、はさみについてしまい、そのままにしておくと切れなくなることもあり、はさみを洗うのも面倒です。それに、はさみがどこにあるか、わからなくなることも多く、探すだけでイライラすることもありますよね」
キッチンからイライラを追い出すには、開けるコツを知ること。これで、料理や食事の快適さは倍増する。
◆服&バッグ編
洋服やバッグで開かない、といえばファスナー。前出・窪田さんは、特に注意したいのがダウンだという。
「ダウンは裏地が薄く2~3年すると裏地が伸びファスナーに当たりがち。かまないためには、ファスナーが裏地から離れるようにアイロンをかけておいて」
◆ドア編
この時期増えるドアのトラブルについて、前出・藤田さんはこう語る。「大掃除の時期は玄関ドアの鍵が回らない事態が急増します。これは、掃除の際などにドアの下に紛れ込んだ小石などを挟んだまま鍵をかけたことが原因です。ほとんどの場合、体全体でドアを押しながら鍵を回すと開きますよ」。
網戸などが開かなくなる原因は他にもある。「戸の上下の車輪が経年劣化している場合が多いですね。ホームセンターや管理組合で付け替え相談を」(藤田さん)。
※女性セブン2016年12月8日号