コラム

藤井英敏氏 短期勝負でハイリターンが狙える中小型株3選

短期勝負でハイリターンが狙える個別株は?

 大量の資金を動かす機関投資家と異なり、個人投資家が大きなリターンを求めようと思うなら、やはり一発逆転の大化け株で勝負したい。特に時価総額の小さい中小型株は、大型株と比べて沸騰スピードも早く、一度上昇局面に入れば、短期で株価が数倍になる例も少なくない。抜群の銘柄的中率を誇るカブ知恵代表・藤井英敏氏が、ハイリターンを狙える注目株を紹介する。

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 相場で大きな利益を狙うのであれば、やはり新興市場を中心とした小型株で短期勝負に打って出るほかないだろう。潤沢な手持ち資金があるならいざ知らず、どうしても資金の限られる個人投資家は、短期で株価2~3倍が狙えるような売買を何回も繰り返さなければ大きなリターンなど手にできない。

 そこで注目したいのが、「AI(人工知能)」を筆頭に、「IoT(モノのインターネット)」「ロボット」「ビッグデータ」「自動運転」「フィンテック(金融とITの融合)」などの「第4次産業革命」関連である。これらは国を挙げた今後の最重要テーマであり、ぜひ目を凝らしておきたいところだ。

 以下、こうしたテーマ性を帯びた銘柄を中心に、短期勝負でハイリターンが狙える小型株を注目度順に紹介していこう。

◆AIの発展に伴い相場の主役になり得る

 まずは、「AI」と「フィンテック」というど真ん中のテーマ性を兼ね備えたメタップス(マザーズ・6172)である。データ分析を軸に、アプリ開発者向けの収益化支援事業と、EC事業者向けのネット決済サービスなどを手がける同社は、中期経営方針で「2017年はフィンテックとAIに集中投資」と表明。

 ただ、足元の業績は芳しくなく、前期(2016年8月期)は売上高が88億円と2倍以上の大幅な増収となったが、営業損益は3億円の赤字。赤字続きで、決算書類には企業存続が危ぶまれる「継続企業の前提に関する重要事象等」が記載されている。

 しかし、これは今後の事業拡大に向けた先行投資を積極的に行なった結果であり、今期(2017年8月期)は売上高がさらに倍増の180億円、営業利益は約10億円改善し、7億円の黒字転換を果たす見通しだという。また、中期経営方針では「2020年に売上高1000億円、営業利益100億円」と3年間で5倍以上の増収、14倍超の営業増益という目標を掲げ、今後の大幅な成長も期待できる。

 株価は、黒字転換予想もあって人気化し、直近2か月ほどで3倍になったが、AIの発展に伴う相場の主役になり得る可能性も秘めており、半年で4倍となる1万円台は狙えるだろうし、将来的にはさらなる上値も追える大化け候補と見ている。

 続いては、ネット広告で今後の高成長が見込めるVOYAGE GROUP(東証1部・3688)だ。監査法人・トーマツが認定する高成長企業として表彰されたほか、ネット動画広告の有力企業を連結子会社化したのも注目ポイントといえる。

 業績は前期(2016年9月期)に続き、今期(2017年9月期)も増収ながら減益見通しのため、株価もジリジリと下がっているが、今後の高成長を見越すと、絶好の仕込み時といえるかもしれない。時価総額も100億円強と小さく、この先、鍋底型の底入れを経て、半年で3倍となる3000円台になってもおかしくない。

 構造計画研究所(ジャスダック・4748)は、「工場のIoT化」のコア銘柄として注目したい。同社が出資する製造分野の事前解析などを行なう東大発のベンチャー企業が、産業用ロボットで世界トップのファナックが提携するゲームやCG用半導体の米大手企業との関係が深く、これが材料となる。

 少々複雑な関係に映るが、要はファナックが推進する「工場のIoT化」関連として目を向けておきたい。今期(2017年6月期)も増収増益予想で、株価も半年で2倍以上は期待したい。

マネーポスト2017年新春号

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