スポーツ

大谷翔平 ついにメジャーも「二刀流」を本格準備

MLBでも二刀流が見られるか?

 2016年のプロ野球では、日本ハム・大谷翔平(22)が絶大な存在感を見せた。最大の理由は、“まるでマンガ”と評された「二刀流」での活躍だ。

 DHのあるパ・リーグで「1番・ピッチャー」という仰天オーダーで先発して先頭打者ホームランを放ったかと思えば、CSでは「3番・DH」で先発し、9回のマウンドに上がって日本最速の165kmを記録、胴上げ投手となった。数字では表わせない衝撃的なシーズンだった。

「契約更改では球団が来オフ以降のポスティングによるメジャー移籍を“公認”。大リーグの新協定で25歳未満の外国人選手に契約総額制限が設けられましたが、本人が前向きなのは間違いない」(球団関係者)

 となると気になるのは、メジャーでも本格的な二刀流が実現するかだ。これまでは否定的な見方が多かった。DH制のないナ・リーグ球団の評価が高いとされてきたのも「9番・投手」としてのみ打席に入る前提で考えられていたからだ。だが、風向きは変わりつつもある。

 大リーグ関係者が一堂に会するウインターミーティング(12月5日)では、監督としてメジャー通算1769勝のジム・リーランド氏が「本当に凄い選手と聞く。毎日は無理だが、月曜に投げて、水木にDHなら……」と大谷について言及。メジャーリーグ研究家の福島良一氏はこういう。

「興味深いのは、日ハムと業務提携するパドレスが、控え捕手のベタンコートを来季から二刀流で起用しようとしていること。最近も監督が“ウインターリーグで投手もやらせる”と明言し、投手、捕手、外野手の三刀流まであるといわれている。これは大谷を獲得した際の予行演習ではないか。

 ただ、さすがの大谷も中4日ローテーションと打者の両立は厳しい。可能性があるとすればリリーフに回って、打者でも出場するパターンではないか。2000年代初めにブリュワーズにいた中継ぎ投手のブルックス・キーシュニックは、代打、DHなどで出場し、2003年は1勝1敗、7本塁打の成績を残しています」

 どうせ米国に行くなら、海の向こうのファンの度肝も抜いてもらいたい。

撮影■山崎力夫

※週刊ポスト2017年1月1・6日号

関連記事

トピックス

【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
各局が奪い合う演技派女優筆頭の松本まりか
『ミス・ターゲット』で地上波初主演の松本まりか メイクやスタイリングに一切の妥協なし、髪が燃えても台詞を続けるプロ根性
週刊ポスト
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン