最後に宮城県で実施されたノロウイルスの検査結果について記しておく。11月に行われた検査では16か所中陽性だったのは2か所。対して12月の検査では16か所中陽性が15箇所にのぼったという。
そして生食用の牡蠣の浄化基準はあくまで、大腸菌や腸炎ビブリオ菌。完全除去が「極めて困難」なノロウイルスについての浄化基準は定められていない。万が一にも当たりたくないならば、しっかり加熱する以外の方法はないと考えていい。自らや周囲をウイルスから守るため、「いまリスクを取るべきか」を判断できるのは自分しかいないのだ。