スポーツ

「敬遠で清宮勝負」を仕掛けた熊本・秀岳館高監督の深謀遠慮

熊本・秀岳館高校の鍛治舎巧監督(写真:時事通信フォト)

 何かとお騒がせな人物だ。昨春のセンバツから3季連続で甲子園に出場し、いずれの大会もベスト4に進出している熊本・秀岳館高校の鍛治舎巧(かじしゃ・たくみ)監督である。

 5月14日、熊本城内にある藤崎台球場で行なわれたRKK招待野球大会で、早稲田実業と対戦した秀岳館は、9回表の早実の攻撃を迎え、5対1とリードしていた。2死走者なしという勝利目前の状況から、秀岳館は2番打者との対戦を回避し、“怪物・清宮幸太郎”との対決を選んだ。

 勝利を目指すなら高校通算93本塁打の清宮より、2番打者と勝負した方がいいに決まっている。それなのに鍛治舎監督は伝令を送ってまで、敬遠を指示した。そんな“パフォーマンス”に、清宮は憮然とした表情で打席に入り、わざわざ相手捕手に「ベンチの指示?」と訊ねたという。

 これまでも鍛治舎監督は、なにかと物議を醸す言動を繰り返してきた。

 自身にとって初めての甲子園だった昨春のセンバツでは、初戦の花咲徳栄(埼玉)戦で「サイン盗み」疑惑が勃発。2塁走者が投手の投げるコースや球種を打者に伝えているのではないかと球審に指摘された。しかも勝利後、お立ち台に上がった鍛治舎監督は、「選手たちには紛らわしいことはやってはダメといっていたので残念に思う」とコメント。ずいぶんと他人事に聞こえる言葉だ。

関連記事

トピックス

不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《離婚するかも…と田中圭は憔悴した様子》永野芽郁との不倫疑惑に元タレント妻は“もう限界”で堪忍袋の緒が切れた
NEWSポストセブン
成田市のアパートからアマンダさんの痛いが発見された(本人インスタグラムより)
《“日本愛”投稿した翌日に…》ブラジル人女性(30)が成田空港近くのアパートで遺体で発見、近隣住民が目撃していた“度重なる警察沙汰”「よくパトカーが来ていた」
NEWSポストセブン
多忙の中、子育てに向き合っている城島
《幸せ姿》TOKIO城島茂(54)が街中で見せたリーダーでも社長でもない“パパとしての顔”と、自宅で「嫁」「姑」と立ち向かう“困難”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《スクショがない…》田中圭と永野芽郁、不倫の“決定的証拠”となるはずのLINE画像が公開されない理由
NEWSポストセブン
小室圭さんの“イクメン化”を後押しする職場環境とは…?
《眞子さんのゆったりすぎるコートにマタニティ説浮上》小室圭さんの“イクメン”化待ったなし 勤務先の育休制度は「アメリカでは破格の待遇」
NEWSポストセブン
千葉県成田市のアパートの1室から遺体で見つかったブラジル国籍のボルジェス・シウヴァ・アマンダさん、遺体が発見されたアパート(右・instagram)
〈正直な心を大切にする日本人は素晴らしい〉“日本愛”をSNS投稿したブラジル人女性研究者が遺体で発見、遺族が吐露した深い悲しみ「勉強熱心で賢く、素晴らしい女の子」【千葉県・成田市】
NEWSポストセブン
女性アイドルグループ・道玄坂69
女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
NEWSポストセブン
遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン