高安は歩く足を緩め、一緒にいた同行者に向かって、「オンナとアレなわけでもないし、(取材に対応しても)いいか!」と笑いながら、雑居ビルの中に入っていった。
その後、店には1軒目のクラブの女性たちが3人ほど合流。深夜2時ごろに稀勢の里が先に帰り、すぐ後に高安も外へ出てきた。
ほろ酔いの高安はビルの出口で女性たちとしばし談笑。1人の女性の肩を抱いていた高安は、やにわ街灯に向かって突っ張りのテッポウを披露。と、囲んでいたホステスたちが、「すごぉ~い、街灯が、街灯が揺れてるぅ!」と大はしゃぎ。
高安は、「だははは!」と大笑いしてタクシーに乗り込み、去っていった。
「訪れたクラブは稀勢の里の行きつけ。場所後1週間は稽古が休みになるが、休場力士は基本的に出歩かない。それでも繰り出したのは、どうしても高安を祝いたかったからでしょう」(田子ノ浦部屋関係者)
敬愛する兄弟子に認められ美女に囲まれた高安、この上なく幸せな一夜だった。
※週刊ポスト2017年6月16日号