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2017.07.26 07:00  SAPIO

瀬古利彦氏「練習足りないと言われたらマラソン選手は失格」

──中村さんにとってマラソンは戦争だった。瀬古さんも戦争をしているんだという思いで走っていた。

「そういうこと言うと、また古いと言われちゃうけどね(笑)。自分のためだけじゃなく、誰かのため、日本のためという意識は絶対に必要です。若い人にもわかる人がいると信じています。もう、わからなかったらしようがないよ。だって僕はリーダーになったんだから。僕がやるってことはそういうことだから。

 もしダメだったら、他の人がやればいいよ。楽しく勝つマラソンにしてくれればいい。でもね、僕はそれはないと思っている。楽しいマラソンなんてないです」

 雌伏の時を経て、日本の危機に立ち上がった瀬古には、開き直りが生まれているようだった。伝えきれるかどうか、日本マラソンの復活はそこに懸かっている。

【PROFILE】せこ・としひこ/1956年、三重県生まれ。早稲田大学時代に恩師・中村清氏に出会う。箱根駅伝2年連続区間新記録。マラソンでは福岡国際3連覇をはじめ、15戦10勝。五輪には2度出場。引退後は、エスビー食品などでの指導を経て、2013年4月にDeNAランニングクラブの総監督に就任。

※SAPIO2017年8月号

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