ライフ

【法律相談】「高層階の議決権を2倍にしろ」主張は正しい?

マンションの議決権に関する疑問に弁護士が回答

 東京の湾岸地区や神奈川県の武蔵小杉駅周辺など、タワーマンションが数多く立ち並ぶ街が人気を集めている。そういった高層マンションは、高層階ほど購入費が高くなるものだが、それを理由に会議の議決権に差をつけることはできるのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 高層マンションに住んでいます。先日、居住者会議があり、そこで高層階の住民から、例えば共用部分の駐車場の使用など住人の投票で決まる事案について、自分たちは低層階の部屋よりも高額で購入したのだから、1票の価値を2票分にしてほしいとの要望が出されました。この主張は正しいのでしょうか。

【回答】
 マンションなどの区分所有建物では、区分所有者が全員で管理団体を構成し、共用部分の管理などの事項を、その集会で多数決で決定することになります。問題の議決権については、建物区分所有法第38条では「各区分所有者の議決権は、規約に別段の定めがない限り、第14条に定める割合による」と定められています。その第14条が定める割合とは、マンション共用部分の持分の割合のことで、各区分所有者が持っている専有部分の床面積の割合で決めるのが原則です。

 この共用部分の持分割合により、管理費用などの負担を決める扱いになっています。しかし、共用部分の持分割合は規約により変更できます。変更すれば、その割合で議決権の割合も決まります。また、第14条の割合にかかわらず、議決権の割合自体も規約で定めることができます。

関連キーワード

トピックス

杉咲花と若葉竜也に熱愛が発覚
【初ロマンススクープ】杉咲花が若葉竜也と交際!自宅でお泊り 『アンメット』での共演を機に距離縮まる
女性セブン
亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン
フジコ・ヘミングさん(撮影:中嶌英雄)
《フジコ・ヘミングさん追悼》「黒柳徹子さんがくれたお土産」「三輪明宏さんが家に来る時は慌てて…」密着した写真家が明かす“意外な交友関係”
NEWSポストセブン
別居を認めたMEGUMI
《離婚後の大活躍》MEGUMI、「ちゃんとした女優になる」を実現!「禁断愛に溺れる不倫妻」から「恐妻」まで多彩な“妻”を演じるカメレオンぶり
NEWSポストセブン
日米通算200勝を達成したダルビッシュ有(時事通信フォト)
《ダルビッシュ日米通算200勝》日本ハム元監督・梨田昌孝氏が語る「唐揚げの衣を食べない」「左投げで130キロ」秘話、元コーチ・佐藤義則氏は「熱心な野球談義」を証言
NEWSポストセブン
ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン