ライフ

【法律相談】「高層階の議決権を2倍にしろ」主張は正しい?

マンションの議決権に関する疑問に弁護士が回答

 東京の湾岸地区や神奈川県の武蔵小杉駅周辺など、タワーマンションが数多く立ち並ぶ街が人気を集めている。そういった高層マンションは、高層階ほど購入費が高くなるものだが、それを理由に会議の議決権に差をつけることはできるのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 高層マンションに住んでいます。先日、居住者会議があり、そこで高層階の住民から、例えば共用部分の駐車場の使用など住人の投票で決まる事案について、自分たちは低層階の部屋よりも高額で購入したのだから、1票の価値を2票分にしてほしいとの要望が出されました。この主張は正しいのでしょうか。

【回答】
 マンションなどの区分所有建物では、区分所有者が全員で管理団体を構成し、共用部分の管理などの事項を、その集会で多数決で決定することになります。問題の議決権については、建物区分所有法第38条では「各区分所有者の議決権は、規約に別段の定めがない限り、第14条に定める割合による」と定められています。その第14条が定める割合とは、マンション共用部分の持分の割合のことで、各区分所有者が持っている専有部分の床面積の割合で決めるのが原則です。

 この共用部分の持分割合により、管理費用などの負担を決める扱いになっています。しかし、共用部分の持分割合は規約により変更できます。変更すれば、その割合で議決権の割合も決まります。また、第14条の割合にかかわらず、議決権の割合自体も規約で定めることができます。

関連キーワード

関連記事

トピックス

SNS上で拡散されている動画(Xより)
「“いじめ動画”関係者は始業式に不参加」「学校に一般の方が…」加害生徒の個人情報が拡散、YouTuberが自宅突撃も 県教委は「命にかかわる事態になりかねない」《栃木県》
NEWSポストセブン
女優・羽野晶紀と和泉元彌の母の節子さん(右・時事通信フォト)
《女優・羽野晶紀“嫁姑騒動”から24年目 の異変》元日に公開された和泉節子さんとの写真から伝わる「現在の距離感」
NEWSポストセブン
金屏風前での結婚会見(辻本達規Instagramより)
《慶事になぜ?》松井珠理奈の“金屏風会見”にあがる反感「わざわざ会見することもない」という声も 臨床心理士が指摘する「無意識の格付け」
NEWSポストセブン
命に別状はないとされている(TikTokより)
「クスリ漬けにされていたのでは」変わり果てた姿で発見された中国人インフルエンサー、薬物検査で陽性反応…肺感染症などの診断も【カンボジアの路上でホームレス状態で見つかる】
NEWSポストセブン
大谷翔平は何番を打つか
《どうなる? WBC侍ジャパンの打順》大谷翔平は「ドジャースと同じ1番打者」か、「前にランナーを留める3番打者」か…五十嵐亮太氏と福島良一氏が予想
週刊ポスト
杉本達治前福井県知事のセクハラ問題について調査報告書が公表された(時事通信フォト・調査報告書より)
〈体が熱くなるの〉〈スカートの中に手を…〉セクハラ1000通の杉本達治・元福井県知事が斉藤元彦・兵庫県知事と「上司・部下」の関係だった頃 2人の「共通点」とは
週刊ポスト
SNS上で拡散されている動画(Xより)
【栃木県・県立高校で暴行動画が拡散】学校の周りにインフルエンサーが殺到する事態に…県教育委は「命にかかわる状況」 弁護士は「典型的ないじめの構図」と指摘
NEWSポストセブン
中居の近影をキャッチ(2025年12月下旬)
《ゴルフ用ウェアで変装して百貨店に…》中居正広、外出頻度が増えている 表舞台では“盟友たち”が続々言及する理由
NEWSポストセブン
16年ぶりに写真集を出す皆藤愛子さん
16年ぶり写真集発売の皆藤愛子 「少し恥ずかしくなるくらいの素の姿や表情も、思い切って収めていただいています」
週刊ポスト
中国人インフルエンサーがカンボジアの路上で変わり果てた姿で発見された(TikTokより)
《へそ出しタトゥー美女の変わり果てた姿》中国インフルエンサー(20)がカンボジアの路上で発見、現地メディアに父親が答えた“娘と最後に連絡した日”【髪はボサボサ、うつろな表情】
NEWSポストセブン
米国によってニコラス・マドゥロ大統領が拘束された(時事通信フォト)
《大統領拘束を歓迎するベネズエラ国民の本音》「男女ともに裸にし、数日間眠らせず、窒息を繰り返させる…」国連に報告されていた“あまりに酷い拷問のリアル”
NEWSポストセブン
新宿の焼肉店で撮影された動画が物議(左は店舗のInstagramより、右は動画撮影者より提供)
《テーブルの上にふっくらとしたネズミが…》新宿・焼肉店での動画が拡散で物議、運営会社は「直後に殺処分と謝罪」「ねずみは薬剤の影響で弱って落下してきたものと推察」
NEWSポストセブン