ライフ

老眼を防止し、視力回復も期待できる1日2分の眼トレ方法

アンチエイジングドクターの日比野佐和子さん

 目はレンズの役割をする水晶体の厚みを調節し、自在にピントを合わせる。この水晶体は、毛様体筋と呼ばれる眼球内の筋肉によって厚みが調節されているが、加齢によって水晶体が硬くなり、毛様体筋の筋力が衰えると、近くのものにピントが合わなくなる。これが老眼の原因だ。

 老眼は治らないとよくいわれるが、アンチエイジングドクター・医学博士の日比野佐和子さんは、「努力次第で予防及び、改善も期待出来る」と話す。

「目をよく動かすと目の周りの筋肉がほぐれ、血流がスムーズになります。そうすると、目に酸素が行き渡り、視力回復につながるのです。早い人で、眼トレをはじめて約2週間で“よく見えるようになった!”“老眼鏡がなくてもハッキリ見えることが増えた”ということも多いです。目の周りの血流や代謝がよくなるので、老眼予防や進行の抑制だけでなく、クマやたるみの防止、眼性疲労の解消にも効果的です」

 大切なのは毎日行うこと。1日2分、早速今日から始めよう。

■遠近トレーニング
 毛様体筋は近くを見ると緊張し、遠くを見ると緩む。近く遠くを交互に見ることで、目のピント調節機能が鍛えられる。

【1】人指し指の爪を見る
 一方の手をまっすぐに伸ばし、人差し指を立てる。人差し指の爪を1秒間凝視する。
【2】3~5m先を見る
 3~5m先に対象物を決め、それを1秒間凝視する。①②を30回繰り返す。1日何回行ってもよく、目の疲労回復にも効果的。

■8点ぐるぐるトレーニング
 8つの方向を凝視することで眼球の周りにある外眼筋と、目のピント調節に関係する内眼筋を刺激。血行がよくなり、顔色も明るくなる。

■グー・パートレーニング
 毛様体筋をほぐす。同時にまばたきをする際に使う、目を囲んでいる眼輪筋も鍛える。血行がよくなり、目の下のクマやたるみも改善。まばたきをすることで涙の分泌が促されるので、ドライアイの人に特におすすめ。

【1】目をぎゅっとつぶる
 思いっきりぎゅっと力を入れて、2秒間目を閉じる。
【2】目をぱっと開く
 勢いよくぱっと目を開き、2秒間そのままに。【1】【2】を3~5回繰り返す。

※女性セブン2017年8月24・31日号

関連キーワード

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン