国内

東大常連校にもくじ引き入試か 筑駒出身男優「僕は反対」

東大にも影響があるかも?(写真:時事通信フォト)

“くじ運”さえよければ、東大合格者ランキング上位の進学校に入れるかも──そんなふうに思わせる“大胆提言”を盛り込んだ報告書を文部科学省の有識者会議がまとめたのは8月29日のことだ。同報告書には国立大付属校の入試を「学力試験から抽選にする」という提案が含まれていた。

 国立大付属校のなかには、東大合格者102名(2016年度)の「筑駒」こと筑波大附属駒場など、進学校が少なくない。入試は最難関だが、「エリート校化して国立大学の教育研究に寄与する本来の機能を失っている」という趣旨で改革が提言された。実行に移されれば、影響は甚大だという。教育ジャーナリスト・松本肇氏が解説する。

「慶應、早稲田などの一流大学がAO入試など学力に依らない選抜方法を導入した結果、ブランド低下を招きました。国立大学付属校で抽選による選抜が導入されれば、同様のことが起きる。OBからは強い反発があるのではないか」

 筑駒OBには黒田東彦・日銀総裁らが名を連ねるが、本誌読者にお馴染みなのは、筑駒出身で高学歴AV男優の森林原人氏だろう。率直な感想を聞いてみた。

「僕は反対です。偏差値エリートを養成しているように見えるかも知れませんが、筑駒は生徒の自主性を重んじる校風で、ほとんどの卒業生が中高時代を楽しかったと思っている。母校に誇りを持っているから、様々な世界でOBが活躍できているのだと思います。官僚の友人は『霞が関では東大、京大は当たり前。だから“東大筑駒”のつながりが大切』と話していました」

 と真面目な答え。ただ、AV男優に学歴は関係ないのでは、と聞くとこう続けた。

関連キーワード

トピックス

真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン
社会人になられて初めて御料牧場でご静養された愛子さま(写真/JMPA)
愛子さま、社会人になられて初めて御料牧場でご静養 “新天地”でのお疲れを癒されて
女性セブン
氷川きよしが独立
《真相スクープ》氷川きよしが事務所退所&活動再開 “独立金”3億円を払ってでも再出発したかった強い思い
女性セブン
殺人未遂の現行犯で逮捕された和久井学容疑者(51)。ストーカー規制法違反容疑の前科もあるという
《新宿タワマン刺殺事件》「助けて!」18階まで届いた女性の叫び声「カネ返せ、カネの問題だろ」無慈悲に刺し続けたストーカー男は愛車1500万円以上を売却していた
NEWSポストセブン
大越健介氏が新作について語る(撮影/村井香)
『報ステ』キャスター・大越健介氏インタビュー「悩んだり、堂々巡りする姿を見せることもキャスターの仕事の1つだと思っています」
週刊ポスト
5月8日、報道を受けて、取材に応じる日本維新の会の中条きよし参議院議員(時事通信フォト)
「高利貸し」疑惑に反論の中条きよし議員 「金利60%で1000万円」契約書が物語る“義理人情”とは思えない貸し付けの実態
NEWSポストセブン
宮沢りえの恩師・唐十郎さん
【哀悼秘話】宮沢りえ、恩師・唐十郎さんへの熱い追悼メッセージ 唐さんの作品との出会いは「人生最高の宝物」 30年にわたる“芸の交流”
女性セブン
殺害された宝島さん夫婦の長女内縁関係にある関根容疑者(時事通信フォト)
【むかつくっすよ】那須2遺体の首謀者・関根誠端容疑者 近隣ともトラブル「殴っておけば…」 長女内縁の夫が被害夫婦に近づいた理由
NEWSポストセブン
初となる「頂上鼎談」がついに実現!(右から江夏豊、田淵幸一、掛布雅之)
【江夏豊×田淵幸一×掛布雅之の初鼎談】ライバルたちが見た長嶋茂雄秘話「俺のミットを“カンニング”するんだよ」「バッターボックスから出てるんだよ」
週刊ポスト
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
曙と真剣交際していたが婚約破棄になった相原勇
《曙さん訃報後ブログ更新が途絶えて》元婚約者・相原勇、沈黙の背景に「わたしの人生を生きる」7年前の“電撃和解”
NEWSポストセブン