西郷が死を厭わずに西南戦争で明治政府に突きつけたものは「維新はこれでよかったのか」という問いだった。明治の元勲たちが豪邸を建てて、私腹を肥やしていたときに西郷は豪奢な生活には興味を示さず、「日本人はかくあるべし」という姿勢を貫いた。
われわれ日本人に対する鋭い問いとして、西郷は存在し続けているのだ。
※SAPIO2017年10月号
西郷が死を厭わずに西南戦争で明治政府に突きつけたものは「維新はこれでよかったのか」という問いだった。明治の元勲たちが豪邸を建てて、私腹を肥やしていたときに西郷は豪奢な生活には興味を示さず、「日本人はかくあるべし」という姿勢を貫いた。
われわれ日本人に対する鋭い問いとして、西郷は存在し続けているのだ。
※SAPIO2017年10月号