ライフ

スーパーから老舗ブランド米「ササニシキ」が消える事情

次々と新たな銘柄が誕生している

 スーパーのお米売り場の“景色”は一昔前とは様変わりしている。とにかくバラエティ豊かなのだ。

 もちろん昔ながらの高級米『コシヒカリ』は依然として一定の存在感を見せるが、その周りには『ゆめぴりか』『ななつぼし』『どまんなか』など、“キラキラネーム”の米袋がズラリと並ぶ。

 大きなイラストや独特の書体でブランド名が記され、菓子売り場のような賑やかさだ。紹介文も独特だ。「ふわっともちもち食感」「まろやかな甘み」など、“オンリーワン”をアピールする特徴が書かれている。

 一方で、20~30年前に『コシヒカリ』と人気を二分していた『ササニシキ』がどこにも見当たらないことに淋しさを感じる人もいるのではないだろうか。新米市場の変化について、“お米の博士号”と言われる五ツ星お米マイスターの資格を持つ西島豊造氏が解説する。

「1993年に冷夏でササニシキが全滅するなどの大凶作となって以降、全国各地で気候や風土に合ったオリジナル米を作る動きが生じました。この流れで米の地産地消が広がり、店頭に“新興勢力”が並ぶようになった。

 一方で、寒さに弱く、栽培が難しい品種だったササニシキなど、かつての老舗ブランド米は売り場から消えつつあります」

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
米国の大手法律事務所に勤務する小室圭氏
【突然の変節】小室圭さん、これまで拒んでいた記念撮影を「OKだよ」 日本人コミュニティーと距離を縮め始めた理由
女性セブン
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
大谷翔平の妻・真美子さんを待つ“奥さま会”の習わし 食事会では“最も年俸が高い選手の妻”が全額支払い、夫の活躍による厳しいマウンティングも
女性セブン
公式X(旧Twitter)アカウントを開設した氷川きよし(インスタグラムより)
《再始動》事務所独立の氷川きよしが公式Xアカウントを開設 芸名は継続の裏で手放した「過去」
NEWSポストセブン
現役を引退した宇野昌磨、今年1月に現役引退した本田真凜(時事通信フォト)
《電撃引退のフィギュア宇野昌磨》本田真凜との結婚より優先した「2年後の人生設計」設立した個人事務所が定めた意外な方針
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
「ホテルやネカフェを転々」NHK・林田理沙アナ、一般男性と離婚していた「局内でも心配の声あがる」
NEWSポストセブン
中森明菜復活までの軌跡を辿る
【復活までの2392日】中森明菜の初代音楽ディレクターが語る『少女A』誕生秘話「彼女の歌で背筋に電流が走るのを感じた」
週刊ポスト
世紀の婚約発表会見は東京プリンスホテルで行われた
山口百恵さんが結婚時に意見を求めた“思い出の神社”が売りに出されていた、コロナ禍で参拝客激減 アン・ルイスの紹介でキャンディーズも解散前に相談
女性セブン
真美子夫人は「エリー・タハリ」のスーツを着用
大谷翔平、チャリティーイベントでのファッションが物議 オーバーサイズのスーツ着用で評価は散々、“ダサい”イメージ定着の危機
女性セブン
猛追するブチギレ男性店員を止める女性スタッフ
《逆カスハラ》「おい、表出ろ!」マクドナルド柏店のブチギレ男性店員はマネージャー「ヤバいのがいると言われていた」騒動の一部始終
NEWSポストセブン