ビジネス
2017.10.26 07:00 週刊ポスト
今や1300店舗のモスバーガー 創業者の凄まじきこだわり

創業期の成増1号店
誰もが知るあの有名外食チェーンも、最初は街の片隅に生まれた小さな店から始まった。「1号店」──そこは創業者の汗と涙、熱い思いが詰まった聖地である。『モスバーガー』の原点を辿ってみた。
『モスバーガー』は、ジューシーなパティとみずみずしい野菜が特徴のハンバーガーや、「ライスバーガー」など独創的なメニューで知られるハンバーガー店である。現在、国内店舗数は1300を超えるが、創業時は苦難の連続だった。
誕生は1972年3月。大手証券会社に勤務していた櫻田慧氏が脱サラし、ロサンゼルスのハンバーガー店で修業後に東京・成増の商店街の一角に店を構えた。店の面積はわずか2.8坪。座席はなく5~6人が立てばいっぱいの狭さだった。
「元々、青果店の倉庫として利用されている物件でした。1階で通りに面した理想の場所でしたが、物件として売りに出ていたわけではなかったので、毎日青果店の手伝いをして、貸してくれるようお願いしたと聞いています」(モスフードサービス広報IRグループ)
創業者のハンバーガーに対するこだわりは凄まじかった。
「開業資金の約800万円のうち、600万円を商品開発費に充てています。修業した店のハンバーガーはチリソースでピリッと辛い感じですが、日本人に親しみやすい味にするにはどうしたらいいか、『コク』と『まろやかさ』に重点をおき、試行錯誤を繰り返してミートソースが完成しました」(同前)
オープン当初は売り上げが立たない時期も続いた。しかし、地元客の口コミなどで徐々に広まり、“日本発の本格バーガー”の知名度は全国区へと躍進する。
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