ライフ

JKに流行「おじさんLINEごっこ」 絵文字&スタンプ乱発が特徴

おじさんLINEは絵文字、顔文字やスタンプがふんだんに使われる

 10代の若者たちと大人世代はLINEの使い方が異なり、使う言葉から異なる傾向にあるという。そう聞いて、少しでも親しみやすさを増そうと努力すると絵文字やスタンプを多用すると、かえって”おじさんらしさ”が増すようだ。若者と大人のLINEなどで利用する言葉の違いについて、ITジャーナリストの高橋暁子氏が解説する。

 * * *
「おじさんLINEごっこ」をご存知だろうか。おじさんが使いそうな顔文字などを真似してLINEのやり取りをすることだ。テスティーの「現役JKのぞき見調査Vol.1」(2017年8月)によると、「おじさんLINEごっこ」の認知度は女子高生の26.1%となった。

 やり取りされている内容を見ると、自分を「おじさん」、相手を「◯◯ちゃん」と呼び、顔文字を多用しているなどの特徴がある。なお、顔文字は文字や記号を組み合わせて顔を表現したものであり、絵文字は文字として扱われる絵のことだ。

◆「おじさんLINEごっこ」は顔文字多様が特徴

「おじさんLINE」とは、たとえば以下のようなものをさす。

「◯◯ちゃんこんばんは!!
今日も一日お疲れ様?(*^^*)
◯◯ちゃんは今日はどんな日を過ごしたのかな??
気になるから教えてくれると嬉しいな(≧∇≦)/
ゆっくり話したいし、今度ディナーとかどうかな?(^_-)-☆」

 若者にとって親しみやすくあろうと、自分を「おじさん」と呼び、相手の名前に「ちゃん」をつける文体が、おじさんLINEの典型だとみられている。女子高生ならカワイイものがすきなはずだと、おじさんは絵文字やスタンプを多用してデコレーションを施すのだが、これが不自然だと逆効果になる。

 相手の文化にあわせた親切をしたつもりが、媚びているようなアプローチにうつり、「ウザい」と言われているようだ。

 前述の絵文字や顔文字、スタンプを乱発する以外にも、おじさんLINEには特徴がある。それほど親しくないはずなのに毎日メッセージを送ってくる、相手の生活の様子を知ろうとするかのような質問をならべる、句読点が多い、文が長い、すぐに食事などへ誘うといったことが挙げられる。

 こういった「おじさんLINE」に典型的な文体を、女子高生たちはどこで知るのだろうか?

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
イメージカット
「有名人なりすまし広告」の類に“騙されやすい度”をチェックしてみよう
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン