叱る時には笑いを心がけるという(村上ショージ作詞・作曲『遠い空の下で』がよしもとミュージックエンタテインメント、レコチョク、iTunes等より配信中)
上下関係の厳しい業界でも問題が起きている。芸人の村上ショージ氏(62)は、「怒らない先輩にも問題がある」と憤る。
「最近は嫌われるのが嫌だから、中堅クラスが若手に怒らないんです。でも、叱られるとその子は過ちを自覚できる。だから僕の話の最中にもし若手がスマホをいじったら、『何しとんねん、アホ』ってパチンですよ。これは愛のムチです」
村上氏は、叱る時には「笑い」を心がけるという。
「酒の席で人が話している時に、聞くフリしながらテーブルの下でスマホのメールを打つ奴がおるけど、嫌いやねん。『コソコソすんな!』って叱ったら、その若手が『すんません、彼女からでした』と言うので、『それは大事やな』と言うといた(笑い)。
注意したところで『すみません』くらいしか返ってこないから、笑いで返した方が楽でしょ。大事な話をしている時にスマホいじられて、『お前、誰と喋ってんねん!』と突っ込んだ時、若手が『死んだお袋とです』ぐらいボケてくれたら『それは大事やな。すまんかった』と許せる気がしますね(笑い)」
※週刊ポスト2017年12月8日号