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カバは時速40km/hで走りアフリカでは年間500人が襲われ死ぬ

時速約40kmで走るカバ(イラスト/金太郎ショコラ)

 GWには、動物園や水族館へ出かける人も多いのでは? そんな時に役立つ、生き物に関する意外な豆知識を知っておくとより楽しい。

 体が大きい草食動物のため“のんびり屋”のイメージが強いカバだが、野生のカバは実は獰猛。縄張り意識が強く、アフリカでは年間約500人がカバに襲われて死亡しているという。足が速く、時速約40kmで走るため、狙われたら逃げるのは困難だ。

「人類史上最速のスプリンターと称されたウサイン・ボルトは100mを9.8秒(時速36.7km)で走ります。カバはそんなボルト以上に走るのが速いわけですから、普通の人間が追いかけられたらかないません」(生物学者・池田清彦さん)

 クジラに最も近い陸上動物ともいわれ、ワニにも襲いかかるというカバ。まさに“最恐の草食動物”といえるかもしれない。

 一方、アフリカ大陸に生息するツェツェバエに刺されると、眠り病などの重篤な病気にかかりやすいのがシマウマ。シマウマの縞模様は、このハエの目にとらえにくくするため。シマウマは毛が短く虫の針が刺さりやすいので、防御が重要なのだ。

※女性セブン2018年5月10・17日号

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