栄養豊富、しかもダイエット効果もあると健康本がこぞって大絶賛。「玄米」がブームになっている。パサパサして美味しくないという負のイメージも付きまとうが、ほんの少しの工夫だけで、玄米は格段に食卓に取り入れやすくなる。
『玄米食完全マニュアル』(創森社刊)の著者で薬剤師の境野米子氏と、玄米レシピをブログなどで公開している「玄米専門販売店ひらい」の店長・平井信一氏に玄米の旨みをより引き出すレシピを紹介してもらった。
まず、玄米ごはんに“チョイ足し”するだけでも劇的に旨みが増すという。
「熱々の玄米ごはんにバターを乗せ、しらすを和えるだけでも旨い。お好みでレモン汁を軽くかけても良い」(平井氏)
玄米ごはんをお茶漬けにすれば、喉ごしがよく、白米よりサラサラした食感になる。
「玄米ごはんを熱湯にくぐらせてほぐし、水分をきる。それをお茶碗に入れて、梅干しや漬け物、細かく刻んだ焼き海苔などをのせ、熱い番茶を注ぎます。お好みでユズの皮の細切りを散らすのもいい」(境野氏)
朝食なら“冷や玄米ごはん”に水を加えて炊く、玄米おかゆという手もある。