ダイエット一覧

【ダイエット】に関するニュースを集めたページです。

筋トレと有酸素運動の効果が期待できる 医師が考案、軽く跳ぶだけの「ゆるジャンプ」
筋トレと有酸素運動の効果が期待できる 医師が考案、軽く跳ぶだけの「ゆるジャンプ」
 コロナ自粛明けの初めての夏を前に「ダイエットしなきゃ!」とあせっている人は多いだろう。しかし、きつい運動は避けたい。そんな人はこの「ゆるジャンプ」にトライ。医師が考案した、簡単で長く続けられ、それでいて成果が出やすいと聞けば、いますぐやるしかない! 暑くなってきたので夏服を着たら、昨年に比べてピチピチする──5月中旬、都内在住の佐木真由子さん(64才・仮名)はお腹まわりの変化にショックを受けた。しかし、いまはスッキリした表情だ。「どうやってやせようかなと悩んでいたら、跳ぶだけで簡単にやせられるというダイエットを知りました。チャレンジしてみると、2週間で1.5kgも体重が減ったんです。ただジャンプするだけという簡単なものだったので、苦もなく続けられています」 うれしそうに彼女が話すダイエット法は、愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター長の伊賀瀬道也さんが考案した「ゆるジャンプ」。いつでもどこでも簡単にできるダイエット&健康法だ。「新型コロナの影響で外出する機会が減り、運動不足の人が増えました。健康のために運動は必須なので、家の中でも簡単に運動ができる方法を考えて生まれたのが『ゆるジャンプ』です。私は朝昼晩それぞれ1分間に100回跳び、1年間で10kgやせました」(伊賀瀬さん・以下同)「ゆるジャンプ」にテレビ企画でチャレンジした落語家の林家たい平(57才)も、1週間で「体重1kg減、腹囲5cm減」という結果に。ジャンプするだけで体が引き締まるのであれば、今日からやらない手はないが、なぜ跳ぶだけでやせられるのだろうか。「体の中でいちばん大きな筋肉群で、太ももの前面にある大腿四頭筋を動かすことで、効率よく脂肪や糖を燃焼できます。そして、太ももまわりの筋肉が鍛えられることで基礎代謝もアップし、太りにくい体へと導きます。有酸素運動にもなるので、脂肪燃焼に効果的。簡単な割に、エネルギーを想像以上に消費してくれる運動です。 しかも、体幹が鍛えられるため、お腹まわりが引き締まり、姿勢もよくなることでスタイルアップにつながります」「ゆるジャンプ」は有酸素運動と筋トレというW効果を持つ、効率のいい運動なのだ。8秒間に8回のジャンプでもいい やり方はとても簡単。まっすぐ跳んで、そのまままっすぐ同じ場所に着地するだけ。「自分の体が一直線、棒になっているというイメージで跳びましょう。けがをしないように、着地するときは軽く膝を曲げてください」 基本はこれだけ。ほかのポイントは自分の健康状態などに合わせて調整すればいい。「ジャンプと聞くと、高く跳ばないといけないと思う人もいますが、足が軽く浮くくらいで充分。 また、いきなり一度に300回や400回跳ぶと、体が疲れてしまいます。朝昼晩とそれぞれ1分100回くらいを目安に取り組みましょう。息は弾むけれど、笑顔で会話しながら跳ぶことができるくらいでOK。無理のない範囲で行ってください」 慣れたらたくさん跳ぶのもアリ。逆に1分間やり続けるのが厳しければ、短い時間で小分けにしたり、ゆっくりしたペースで跳んでもかまわない。「人それぞれ健康状態は違うので、回数やペースは目安でしかありません。慣れるまで、8秒間に8回のジャンプでもいいんです。 意識してほしいのは“跳ぶ習慣をつけること”。自分のペースで行ってください」 せっかく跳ぶのであれば、燃焼効果の高い時間帯に狙いを定めたい。 日中や入浴後など体があたたまっている時間帯はけがも防げ、燃焼効果アップも期待できる。逆に、起きてすぐは自律神経が整っておらず、体がまだ目覚めていないので避けた方がいい。加齢による転倒予防にもなる 跳ぶことに慣れてきた人は、お腹に手を当てながら跳ぶのがおすすめ。「体幹を意識することで、ジャンプがお腹に効いている実感が得られます」 さらに負荷をかけたい場合は、両手を上げて跳んでもいい。「頭の上に上げた左右の手を組み、ジャンプするときに腰から上半身をひねると、ウエストに効果的です。この状態で体幹をまっすぐに保って跳ぶのは難しいですが、より上半身の筋肉を使います。背骨の両側についている脊柱起立筋など体幹の筋肉のトレーニングになりますし、肩甲骨が外に開くため、代謝がさらに高まります」「ゆるジャンプ」の効果は、ただやせるだけではない。体の不調も治してくれるというのだ。「ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、心臓に血液を送り返すポンプ機能が高まる。すると、血液の循環がよくなり、心臓にかかる負担が減り、高血圧や高血糖の改善につながります。 また、ジャンプすることで骨に負荷がかかり、骨の新陳代謝が促され、骨密度が高まります。ほかにも、体幹が鍛えられることで肩こりや腰痛が改善されるなど、いいことずくめです」 下半身や体幹が鍛えられ、骨密度もアップすれば、年齢を重ねても自分の足で歩くことができ、加齢による転倒予防になる。 音楽をかけながら、テレビを見ながらの「ながら跳び」でも問題ない。「気持ちはゆるく、取り組むハードルもゆるく、それが『ゆるジャンプ』です。きつくなったらやめて、気が向いたら跳べばいい。『ずぼらジャンプ』と呼んでもいいかもしれませんね」 レッツ、ジャンプ!※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.22 16:00
女性セブン
高齢になってからの生活習慣をどう考えるか(イメージ)
和田秀樹氏が提言 70歳からは…「健康診断、減塩、お酒控えるのをやめていい」
「80歳を超えて元気で過ごすには、“我慢をやめる”ことが大切です」と指摘するのは、高齢者専門の精神科医としてこれまで6000人以上を診察し、近著『80歳の壁』(幻冬舎新書)や『老いが怖くなくなる本』(小学館新書)が話題となっている和田秀樹氏だ。 和田氏がまず、やめていいと指摘するのが健康診断だ。健康診断で数値が悪いと医師から生活指導を受け、正常値に戻す治療を促されるが、和田氏は「70歳からは結果を気にしなくていい」と言う。「健康診断の結果は現代人には合わないと考えられます。例えば、1980年まで日本人の死因の1位は脳卒中で、当時は血圧が150程度で脳の血管が破れていました。そのため血圧を下げる生活指導が盛んになったのですが、栄養状態が良くなり、たんぱく質を多く摂取するようになった現代の日本人の血管は丈夫になった。今では血圧が200あったとしても破れることは少なくなりました。 もちろん、脳に動脈瘤がある人はくも膜下出血のリスクが高まるので血圧を下げる治療の効果はありますが、一律に血圧を下げなければならないと考える必要はありません」 同じく、生活習慣病予防のために血糖値やコレステロール値を正常値に戻そうと減塩したり甘いものやお酒を控えることにも和田氏は疑問を呈す。「脳内出血が少なくなってきたために、健康診断の目的は“動脈硬化予防”にシフトしました。動脈硬化は血管の壁が厚くなることを指しますが、生活習慣病によって進行していくため、血圧や血糖値、コレステロール値のコントロールが推奨されています。 ただし、動脈硬化の最大の要因は加齢です。それを無理に薬で数値を下げることにはリスクもある。脳に酸素やブドウ糖を巡らすためには、70歳を過ぎたらむしろ血圧や血糖値はある程度高めのほうがいい。食事制限による低血糖に陥るより、好きなものを食べて血糖値を保ち、脳などの血流を良くしたほうが元気に過ごせます」 旧来の常識である食事制限や体重制限の考え方はアメリカを手本にしており、「そもそも日本人には合っていない」と和田氏が続ける。「アメリカでは、肥満を忌避しダイエットを推進する健康志向が強い。ただし、それはアメリカ人の死因の1位が心疾患で、その背景に肥満が多いことがあると考えられているからです。がんが死因のトップである日本でアメリカ型の健康法は合理的とは言えません。 例えば、コレステロール値が高いと心筋梗塞を起こしやすく、低いとがんになりやすいという疫学調査があります。さらに、がんの予防には免疫力を高めることが重要で、血圧や血糖値、コレステロール値を薬で下げて免疫機能を落とすことは、がんのリスクを高めることにもなりかねません」 それを回避するために、積極的な肉の摂取を和田氏は勧める。「コレステロールを多く含む肉は免役機能を向上させ、男性ホルモンの素にもなります。男性ホルモンが充足すると記憶力や判断力、意欲が湧き、筋肉を作ってくれる。そもそも日本人は肉を1日100gしか食べていないので、150gくらいは食べても平気です」 減塩やダイエットといった節制は心筋梗塞、脳梗塞などのリスクを下げるとされるので、「血管系の疾患とがんなどその他の病気の予防のどちらを優先するかはその人の考え方次第でもある。ただ、何も考えずに“とにかく我慢しなくては”と思い込むことはやめたほうがいい」と和田氏。もちろん、薬を減らしたりする際には自己判断は禁物。信頼できる医師に相談しながら進めるのが必須だ。※週刊ポスト2022年6月24日号
2022.06.18 07:00
週刊ポスト
声優の白井悠介(撮影/五十嵐美弥)
声優・白井悠介がYouTubeにかける想い「あるがままの自分を笑って欲しい」
 公式YouTubeチャンネル『しらいむチャンネル』の配信動画本数が200本を超えた声優・白井悠介(36)。7周年イベント(8月開催)が発表された『アイドリッシュセブン』の二階堂大和役をはじめ、6月15日に2nd ALBUMが発売される 『ヒプノシスマイク-Alternative Rap Battle-』の飴村乱数役など、様々な人気コンテンツに出演している。 本業である声優の仕事の合間に行っているというYouTube活動。登録者は30万人を超えている。200本以上の動画を振り返り、一番大変だったのは体力的にキツかったある動画だという。「“例のプール”でLEGOを作るという動画ですね(笑)。改めて振り返ってみても、謎な企画だなぁと思っている動画ですが、体を張るという意味で、本当に大変だった! それなのに、全然再生回数が伸びないんですよ。やはり、体を張る系の企画が結構大変で、『HAND CLAP』の回もどっと疲れて大変だったなという印象です」 水中でLEGOブロックに翻弄される白井を観ることができるのは、「例のプールで水中LEGOをしたら大変なことに…」(2020年4月17日)というタイトルでアップされている動画だ。10分ほどの動画であるため、ぜひ移動時間などに覗いてみてほしい。「HAND CLAP」とは2週間で10kg痩せるダンスと話題になった、ダイエットのエクササイズ名だ。元ネタとなった韓国人ダイエッターのYouTube動画はすでに5300万回再生を超えている。それに白井はオリジナル要素を加えて「4年間で15キロ太ったので全力でダイエットダンス」(2021年1月31日)というタイトルで投稿している。「トレーディングカード付きお菓子の開封企画も意外と大変。箱買いをして、自分の担当しているキャラクターのカードが出るまで食べ続けるというのを数回やっています。キャラクターが出るかは運次第。最後まで出なかった回もあります……。そのときはウエハースを20枚も食べきって、お腹が本当にきつかったですね」 こちらも様々な調味料を加えて“味変”をすることで、なんとかウエハースを食べきる白井の姿を観ることができる。「あまり作りこんだ感じの動画にはしたくないと思っていて、撮り直しをしたことはありません。やると決めてセッティングしたら一発勝負です。だからウエハース20枚を完食をしないといけなくなってしまいました(笑)。逆に、もしチャレンジ企画ですんなりクリアしたらとっても短い動画になりますが、それでも流しますね。 これはルールというほど厳格なものでもないですけど、上手くいかなかったからといってもう一回撮り直すとなると、作り物感が増しちゃう気がして。もちろん動画という時点で編集もしているので、ある程度エンターテインメント性はあり、全てがリアルではないです。しかし、できる限り“あるがまま”が伝わるといいなと思っています」 ずばり、自身の魅力はどういうところかと尋ねたところ、少し考えこんで「飾らないところですかね」と答えた。白井自身の生きざまがYouTube動画にも表れているという。「動画を観ていただくと感じていただけると思うんですが、かっこつけようとはしていないです。動画内とリアルの自分が違うということもない。動画内で“何やってんだこいつ”ってツッコまれて笑われるようなことも無理してやっているわけではなく、本気で楽しくやっているんです。それで笑顔を届けられているのなら本当に嬉しいですね」 この「あるがまま」というのが、多くのファンが親近感を抱き、応援したくなる魅力なのではないだろうか。そんな白井だからこそ、道端などで声をかけられることも頻繁にあるという。「撮影を止めているときなどに声をかけてもらえます。話しかけやすいと思ってもらえているなら光栄ですね。ウェルカムです。ただ、びっくりして『あ、ああ……ぁあ……どうも』みたいな感じで挙動不審になっていることもありますが、そういう反応も僕らしいなぁと思っていただければと(笑)」 現在、声優として第一線で活躍している白井だが、本人は自分のことを「まだまだ」と語る。「最近ではTwitterやYouTubeなど、応援してくれている人の存在を “数字”という形で感じることができます。しかし、あの数字をありがたいと思いつつも、慢心していい理由にしてはいけないと思っています。僕はまだまだ声優としては若手で、もっともっと頑張らないと……。声優として生き残っていかないといけないですし、アニメに出続けられる存在でありたいです。 それこそYouTubeも僕ひとりで作っているわけではありません。一緒にチームを組んでいる2人や、力を貸してくれるゲストの声優さんたち、もちろん出演しているコンテンツの力も借りています。関係者の方に“面白かった、またやってよ!”と言ってもらえるのは本当にありがたく、感謝しています」 アニメの声だけでなく、舞台やイベント、CDや写真集、それこそYouTubeも含め声優が活躍する場所は今や多岐にわたる。白井も各方面で活躍をしている声優のひとりだが、チャンスを掴むためには、常にチャレンジし続けないといけないという。「いろいろなチャンスはありますが、それを掴むためには、自分を磨かないといけません。そして、自分を磨くためには日頃からしっかり動いて、いろいろな経験を積んでいく必要があると思います。だからこそ僕は“声優がこれまでやったことがないこと”にどんどんチャレンジしたい。巡り合わせがあってご縁をいただきます。チャンスを掴み切れるように、今やれることはなんでもやっていきたいですね。 あ! でも欲望のままの願いをここでこぼすとしたら、サッカーアニメに出たいし、ロボットにも乗りたいですね(笑)」◆取材・文/赤木雅彦、田村菜津季 撮影/五十嵐美弥プレゼントキャンペーンを実施します! NEWSポストセブンで始まった声優インタビューシリーズ(#NPS声優)の第3回目ゲストは白井悠介さん! 今回は原稿の後編をお届けしました! NEWSポストセブンの公式Twitterアカウントと連動した本企画では、フォロー&リツイートしていただくだけで応募できる、読者の皆さまへのプレゼントキャンペーンを実施いたします。応募方法の詳細は次ページよりご確認ください。応募方法1)NEWSポストセブンのTwitter公式アカウント(@news_postseven)をフォローしてください。2)NEWSポストセブンのTwitter公式アカウントのキャンペーン情報をリツイートしたら応募完了です。賞品の当選通知はTwitterのダイレクトメッセージにてご連絡いたします。Twitterの登録を解除されますと、メッセージが受け取れなくなりますのでご注意ください。——————————————————————プレゼント声優・白井悠介さん サイン入りチェキ 2名様——————————————————————応募締め切り2022年6月20日(月)23時59分までの応募が抽選対象になります。——————————————————————ご注意事項・キャンペーン応募にはTwitterへの登録( https://twitter.com/ )が必要になります。・Facebookアカウントでファン登録をしてもキャンペーン応募にはなりませんのでご注意ください。・既に@news_postsevenのTwitterをフォローいただいている方もキャンペーン応募の対象になります。・当選者にダイレクトメッセージで連絡が取れない場合は、当選が無効となる場合があります。・本キャンペーンは予告なく変更される場合があります。・リツイート時に記載されたキャンペーンURLを変更、削除した場合は抽選の対象外になります。・ご住所が不明などの理由で賞品がお送りできない場合は、対象外とさせていただきます。・当選者にはNEWS ポストセブン公式Twitterアカウント(https://twitter.com/news_postseven)よりご連絡差し上げます。お名前・送付先情報をいただきます。・いただいた個人情報は送付以外他の目的には使用しません。・賞品の転売・複製はお控えください。・当選者の発表は発送をもって代えさせていただきます。当選の有無に関してのお問い合わせには対応できません。あらかじめご了承ください。——————————————————————個人情報の取扱について小学館プライバシーポリシー/ソーシャルメディアポリシー(http://www.shogakukan.co.jp/privacy_policy)をご参照ください。
2022.06.15 07:00
NEWSポストセブン
ダメな肥満はお腹ぽっこり(写真/GettyImages)
体に脂肪をため込むのは「生きるために必要」“適度に正しく太る”が健康のカギ?
 若い頃はスリムな体に憧れて。年を取ったら健康のため。物心ついた頃からずっとダイエットをし続けてきたという人も多いだろう。しかしいま、健康の基準は覆りつつある。悪い肥満だけでなく“いい肥満”もあるというのだ。“いい肥満”になるには、内臓脂肪ではなく皮下脂肪をためることが重要だという。そのために、脂肪細胞が充分に働くようにすることだ。医療法人康梓会Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長の日比野佐和子さんは、まずは食生活を見直すべきだと語る。「やはり、脂質や糖質が多すぎると、脂肪細胞が蓄えられる脂肪の上限を超えてしまいます。血糖値が乱高下しないよう、毎日できるだけ決まった時間に、ゆっくり時間をかけて食べること。 夜は脂肪が体内に蓄積されやすいので、寝る2時間前までには食事を済ませてください。炭水化物はできるだけ精製度の低いそばや玄米などを選び、野菜やきのこ、海藻類で食物繊維をたっぷり摂るようにしましょう」(日比野さん・以下同) ただし、極端な糖質制限ダイエットは禁物だ。日比野さんは以前、糖質制限で大幅な減量に成功したが、代わりに著しい体調不良に陥った。「糖質制限は、必然的にたんぱく質と脂質の摂取量が増えます。すると、白色脂肪細胞から悪玉のたんぱく質であるTNF-αが分泌され、これがインスリンの効き目を悪くします。また、アディポネクチンの働きが悪くなることで血糖値が上昇し、糖尿病や動脈硬化にもつながります」 脂肪を燃焼する褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞を活性化させることも重要だ。首や肩甲骨まわりにある褐色脂肪細胞や、白色脂肪細胞に散在しているベージュ脂肪細胞は、冷やしたり運動したりして刺激を与えると活性化することが報告されている。「運動でイリシンというホルモンが分泌されると、白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に変化します。軽い筋トレやストレッチ、ウオーキングなどで充分。1日1時間、1万歩くらいを目安に歩くのがいいでしょう。 また、肌寒い場所で体が震えることも、褐色脂肪細胞を活性化させることがわかっています。10〜15分ほど肌寒い場所にいるだけで、1時間程度の運動と同様の効果があるといわれています」『いい肥満、悪い肥満』著者で、慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科教授の伊藤裕さん は、そもそも肥満は病気ではないと断言する。「体に脂肪をため込むのは、生きるために必要な機能です。特に高齢者は、やせすぎると筋力が落ちて、健康寿命が短くなる。日本肥満学会のガイドラインにも“BMIが25以上あっても、医学的に減量を必要とする状態とは限らない”と明記されています」(伊藤さん) 事実、「肥満」にあたるBMI25〜26.9の層と、BMI19〜20.9の層の死亡率を比べると、女性はいずれも1.15倍で、男性は太っている人よりも、やせている人の方が死亡率が高かった。やせすぎは、太りすぎよりも不健康なのだ。やせればいいという時代はもう終わり。適度に、正しく太るのが、健康長寿への近道だ。※女性セブン2022年6月23日号
2022.06.12 19:00
女性セブン
【動画】三谷紬アナ、10キロダイエットに「無理させすぎ」心配の声も
【動画】三谷紬アナ、10キロダイエットに「無理させすぎ」心配の声も
 テレビ朝日・三谷紬アナの変化に心配する声が上がっています。 5月14日、自身のInstagramで前髪ぱっつんにイメチェンした写真を掲載した三谷アナ。 ファンたちが驚いたのは、髪型よりもその「激やせぶり」でした。 三谷アナは、2020年3月よりテレビ朝日の公式YouTubeチャンネルで、長期のダイエット企画に挑戦。 今年3月31日、10キロ減を報告していました。 SNSでは「痩せすぎのようで心配です」「かなり無理をしたのでは」など、体調を心配するコメントが多数寄せられています。【↑ 上の写真クリックで動画へ】
2022.06.01 16:00
NEWSポストセブン
1975年の夕食は高カロリー、でもみんなスリム
現代よりも高カロリーだった「1975年の食事」それでも日本人がスリムだった理由
 2013年、和食が「自然を尊重した伝統的な食文化」として、ユネスコの無形文化財に登録された。長寿食としても世界から評価されているが、実は、伝統的な日本食は、健康のための食事としてはいまいち。「ちょっと欧米化」した昭和の和食こそが最強だった──。 日本人の平均寿命は世界1位だが、長寿大国=健康大国とは言い難いのが現実。厚労省のデータによれば、BMI25以上の肥満者の割合は男性33.0%、女性22.3%で、ここ10年で過去最高値を記録している。血中コレステロールの値も、この10年間で過去最高。糖尿病が強く疑われる人数は約1196万人と、前回調査の7年前から、約250万人も増加している。 考えられる理由はやはり“食事“。2005年に行われた東北大学大学院農学研究科と医学系研究科の実験によると、1975年に日本で食べられていた一般的な食事が、もっとも健康によく、寿命を延ばすことにもつながるとわかった。 被験者を2つのグループに分け、それぞれ現代人の一般的な食事と1975年型の食事を、1日3食、28日間食べ続けるようにしたところ、1975年型の食事をしたグループは、BMIや体重、悪玉コレステロール値、ヘモグロビン、A1c(糖尿病の指数)が明らかに減少した。さらに腹囲が細くなり、善玉コレステロール値は上昇。ストレス指数が減り、運動能力の増加まで見られた。 この実験に関わった元東北大学大学院准教授の都築毅さんは、1975年型の食事には、5つのポイントがあると言う。「まず、食材が偏らず、いろいろな食材を少しずつ食べる“多様性”。“調理法”は煮る、蒸す、ゆでる、焼く、生の順で優先します。煮ることで食材の細胞膜が壊れて栄養素を摂取しやすくなるだけでなく、かさを減らすこともできます。 “食材”のポイントは、豆類や豆腐、魚介、海藻、野菜、きのこ、果物を積極的に摂ること。魚と肉は8:3の割合で、卵は1日1~2個に。現代で流行しているダイエットのように、特定の食材ばかり食べたり、避けたりしないことも大切です。 そして、だしのほか、しょうゆ、みそ、みりん、酢、酒といった“発酵系調味料”を効果的に使うこと。最後に、主食、主菜、副菜2品、汁物を箸でゆっくり食べるという、昔ながらの“形式”を守ることです」(都築さん・以下同) 1975年型の食事は、摂取カロリーはほかの年代と比べると高い。戦後間もない1946年が1日あたり1903kcalだったのに対し、1975年は2226kcal。なんと、現代の食事よりも高カロリーだ。 だが、都築さんによれば、当時の日本人は現代人よりもずっとスリムで健康だった。現代人の1日の摂取カロリーは平均約1800kcal。戦後よりもカロリーの低い食事をしているのに、肥満や生活習慣病患者が増えているということは「食事の内容」に理由があることは明白だ。「1975年当時、一般的な男性(40代、身長170cm)の平均体重は、現代人と比べると6kgも少なかったのです。栄養は複数のものが補い合って初めて恩恵を得られる。カロリーが高くても、1食で摂取する食材の種類が豊富で栄養バランスが取れるため、現代人よりも消化や代謝がよかったと考えられます」 現在、健康的にダイエットできるとして、たんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のバランスを計算して食べる「PFCバランス」の考え方が注目されている。1975年型の食事は、PFCバランスも理想値に近く、カロリーこそ高いが、太りにくい献立でもあるのだ。食文化史研究家の永山久夫さんは、1975年型の食事は精神的にもよい影響を及ぼすと語る。「当時の日本人が皆ニコニコと活気に満ちていたのは、食事の影響も少なからずあると考えます。大豆製品やかつおぶしには、“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンの材料になる『トリプトファン』というアミノ酸が豊富に含まれているのです。当時、海外から来た人が“日本人は皆、ニコニコと幸せそうにしている”と驚いていました」(永山さん・以下同) 東北大学大学院での実験では、1975年型の食事を摂ったマウスは、平均して2割も寿命が延びた。ヒトに当てはめれば、日本人の平均寿命は100才を超えることになる。「もちろん、当時は肉体労働が多く、生活環境の違いもあります。しかし、1975年の献立は“スーパー和食”。浸透させれば、日本人の健康寿命はもっと延びるでしょう」※女性セブン2022年6月9日号
2022.06.01 16:00
女性セブン
ダイエット前の三谷アナ(写真/ロケットパンチ)
三谷紬アナ、10キロダイエット企画に「無理させすぎでは」と心配の声も 実は「バズり作戦」か
 テレビ朝日・三谷紬アナウンサー(28)の“変化”が波紋を呼んでいる。三谷アナは5月14日、自身のインスタグラムで「今回は久しぶりの重めぱっつん!」という文言とともに美容院で前髪ぱっつんのロングヘアスタイルにイメチェンした写真を掲載したが、ファンたちが驚いたのは、髪型よりもその「激やせぶり」だった。 三谷アナといえば、2020年3月よりテレビ朝日の公式YouTubeチャンネル『動画、はじめてみました』で、長期のダイエット企画に挑戦。「いつでもウェディングドレスが着られるように」と10キロの減量を宣言。のちに目標を8キロに変更するも、今年3月31日、「ダイエット企画、無事今日をもって終了しました!」「マイナス10キロ達成」と10キロ減を報告していた。 その後、SNSなどに写真をアップするたびに「キレイになった!」「すごい美脚!」「スタイルいいですね」という称賛の言葉とともに「健康は大丈夫でしょうか?」「痩せすぎのようで心配です」と体調を気遣うコメントが増えていった。確かに投稿された写真を見る限り、頬はげっそりとこけ、首には筋が目立ち、肩には骨が浮いているように思えるのだ。 三谷アナといえば2017年の入局後に、同局の夜の看板番組『報道ステーション』の金曜日お天気キャスターを担当。翌2018年には、退社した竹内由恵アナの後を引き継ぎ『やべっちFC』のアシスタントに抜擢。 現在は、バラエティ番組『まだアプデしてないの?』やスポーツ番組『ラブ!!Jリーグ』など同局の人気番組をレギュラーに持つ人気者だ。また、ダイエット前にはその健康的なぽっちゃりボディーが魅力で「テレ朝の水卜(麻美)ちゃん」と言われていた。芸能関係者が言う。「そもそもこのダイエット企画が始まったきっかけは、公式YouTubeチャンネルに力を入れ始めたテレビ朝日が、バラエティでも活躍できそうな三谷アナに白羽の矢を立て、出演をお願いした際、『なにかやりたい企画がないか』と打診したところ、彼女が『ダイエット企画をしたい!』と即答したそうです。 癒し系のスタイルが魅力の彼女なのですが、当時、SNSを中心に『三谷アナは妊娠しているのでは……』と『妊娠疑惑』が浮上。それがよほど悔しかったそうです」 しかし、前述の通り、三谷アナは局内でも多数のレギュラーを持つ売れっ子だ。通常のスケジュールに加え、ハードな減量で心配はないのだろうか。テレ朝関係者はこう話す。「10キロ減量と聞くと、かなり無理をしたのでは、と思ってしまいますが、実際は食事制限と運動を基本に、ちゃんと指導をする担当もついての企画です。彼女が減量のためフラフープやヨガ相撲など厳しいトレーニングで汗を流す姿は、老若男女問わず視聴者の共感を呼び『日本一バズる女子アナ』と言われ、『ヤングマガジン』や『ヤングジャンプ』という週刊青年誌の表紙の座も射止めました。 テレビ朝日は近年、自局のアナウンサーにSNSやYouTubeをバズらせるインフルエンサーの役割も求めていました。そこに三谷アナがキレイにはまったという形です。本人はいたって健康です」「激やせ」への心配の声が広がることまで含めて、三谷アナのバズらせる“作戦”だったのかもしれない。
2022.05.27 16:00
NEWSポストセブン
ハチミツ
医師が提唱「寝る前にはちみつ」で睡眠の質が向上 脂肪燃焼しやすくなる働きも
「朝食はバナナだけ」「夜はりんごしか食べない」……これまで、数多の食事制限系ダイエット法を試しては、リバウンドを繰り返してきた。失敗するのはひとえに、長続きしないから。厳しいダイエットに挫折してきた人にこそ試してほしい、心と体を甘やかすやせ方、見つけました。「食事を改善し、量を減らして運動すること」──ダイエットの基本中の基本だが、もう1つ重要なことを忘れていないだろうか。田井メディカルクリニック院長で『人生を変える 夜はちみつダイエット』(わかさ出版)著者の田井祐爾さんは、努力してもやせられないのは、睡眠にも原因がある可能性が高いと語る。「よい睡眠をとると、主に脂肪をエネルギーとして使うことで、体の修復・再生が行われます。ところが、睡眠時間が短かったり、睡眠の質が悪いと、脂肪が消費されないどころか、逆に脂肪が蓄積されてしまいます。 寝ている間の脂肪の燃焼には、熟睡して、脳から『成長ホルモン』がたっぷり分泌される必要がある。そのための脳のエネルギーが糖質です。 毎晩大さじ1杯のはちみつで適量の糖質を補うことで、寝つきをよくして睡眠の質を上げ、眠っている間に脂肪を燃焼しやすくすることができます」(田井さん・以下同) 実際に、4週間毎晩寝る前にはちみつを摂ったことで、体重が5.4kg、脂肪量が3.4kgも減ったケースもある。「糖質が足りないまま眠ると『夜間低血糖』という状態になり、それを回復させるために、コルチゾールやアドレナリンといったホルモンが分泌されます。 こうしたホルモンは多くが脳の興奮を促すストレスホルモンなので、寝つきが悪くなり、眠りの質が落ちる。すると、本来は熟睡することで得られるはずの脂肪の燃焼効率が悪くなります」 つまり、適度な糖分を摂ることで熟睡でき、眠っている間にムダなく脂肪が燃焼していくということだ。はちみつでなければやせない理由 だが、寝る前にはちみつをなめてやせられるなんて、いくらなんでも甘すぎる。そもそも、なぜはちみつでなければいけないのか。「はちみつの糖は、炭水化物の糖質や砂糖などとは異なります。『単糖』といって、分解する必要がない果糖やブドウ糖なのです。果糖ブドウ糖液糖などもはちみつと同じ単糖ですが、これは人工的につくられた甘味料。はちみつは天然の単糖のうえ、酵素などさまざまな因子の働きによってインスリンの過分泌を抑える。炭水化物や砂糖、果糖ブドウ糖液糖などよりも血糖値の上昇がゆるやかです」 血糖値が急激に上がると、インスリンが血中の糖を脂肪に変える働きによって、糖分の摂取から30分〜1時間後に急激に血糖値が下がり、空腹感や自律神経の乱れを生じ、寝つきや睡眠の質を悪くする。一方、はちみつは糖のかたまりでありながら、血糖値や自律神経を安定させる働きがある。 ダイエットの大敵である寝つきを悪くする要素をすべて排除し、脂肪燃焼にとって最適な環境を整えるには、はちみつがぴったりなのだ。 また、はちみつは同量の砂糖と比べて甘みが強いにもかかわらず、カロリーは20%も低い。さらに、グルコン酸がビフィズス菌のえさになり、腸内環境を整える作用も期待できる。ビタミンやミネラルも豊富で殺菌作用も高いため、毎晩摂取することで、ダイエットだけではなく美容効果も得られるという。「とはいえ、摂りすぎは当然、高血糖や肥満の原因になるため、摂取量は大さじ1がベストです。 高血糖になると、血糖値を下げるためにインスリンの分泌量が増え、体に脂肪がたまりやすくなります。夜はちみつダイエットを実践する際は、できるだけ炭水化物の量を抑えて、グリコーゲン(体の中の糖質の蓄え)が枯渇した状態をつくるのがポイントです。 また、すでに糖尿病と診断されている人は悪化の恐れがありおすすめできません」 田井さんは、夜にはちみつを摂取する日の夕食には、【1】小麦粉を使った料理は血糖値を上げやすいので避ける【2】加工食品は食べすぎを招くので控える【3】ラーメン×ライスやうどん×寿司といった、炭水化物×炭水化物の組み合わせは避ける【4】ビタミンとミネラルを積極的に摂る【5】できるだけ寝る3時間前までに夕食を済ませる という、5つのルールを推奨する。「そもそも、夕食に炭水化物を摂りすぎて高血糖のまま寝ると、インスリンが過分泌されて余った糖が脂肪に変えられるため、眠っている間に太ってしまうのです。夕食は量を軽めにしてできるだけ糖質を摂らないようにしたうえで、寝る前にはちみつを摂るのが成功のコツです。 夕食に炭水化物をたっぷり食べたり、甘いデザートをたくさん食べた日の夜にはちみつを摂っても意味がありません。記念日や誕生日、外食する日など、いつもと違う夕食を食べる日は、食事を思いきり楽しみ、はちみつは摂らない方がいい。 一方で、夕食を食べそこねた日や食欲のない日は、寝る前の大さじ1のはちみつを夕食代わりにすれば、脳に必要な栄養を補給して、ぐっすり眠ることができます」 そして、はちみつを摂るのは、寝る直前から1時間前までにすること。 はちみつの糖分を睡眠中の脳のエネルギーにすることが目的なので、摂取してから寝るまでの時間が長すぎると、はちみつの糖分が別のことに使われてしまい、充分に効果を得ることができない。「夕食は食べすぎず、寝る前に大さじ1杯のはちみつ」が、夜はちみつダイエットのルールだ。外国産はちみつより地元の養蜂場を 夜のはちみつでダイエットをねらうなら、純粋な国産のはちみつを選ぶべきだと、田井さんは言う。「加工されているはちみつだと、酵素の効果が得られず、血糖値が急激に上がる恐れがあります。砂糖や甘味料が添加されている『加糖はちみつ』『加工はちみつ』なども同様です。海外産のものや大量生産されているものも、加工されている可能性が高いため、できるだけ地元に近い養蜂場でつくられた生はちみつを選んでください」 一般的に「レンゲはちみつはブドウ糖の割合が高い」「アカシアはちみつは血糖値を上げにくい」などともいうが、その差は微々たるもの。その年の花の状態にも左右されるため、良質なはちみつの条件を満たしていれば、あとは味や香りの好みで選んでよい。 最も手軽なのは、スプーンですくい取って、そのままなめること。甘いものが苦手な場合は、白湯やハーブティーに溶かすのがいい。「白湯やお茶は、熱すぎないように注意してほしい。はちみつの成分は45℃くらいから変質していき、65℃を超えると壊れます。ビタミンやミネラルなどが減ってせっかくの健康効果が薄れてしまう」 はちみつを溶かした白湯やハーブティーに、おろししょうがやスライスしたレモン、すだちのしぼり汁などを入れると、冷え予防やビタミン補給、リラックス作用などが高まり、+αの効果も期待できる。おいしくて、ぐっすり眠れて、知らない間にやせていく。ダマされたと思って、試してみてほしい。※女性セブン2022年5月5日号
2022.04.27 19:00
女性セブン
(写真/Getty Images)
スマホ、デスクワーク、熱々のお茶…日々の行動と「がんリスク」との関係性
「ダイエットになるから」と白米を減らして肉を摂り、おやつタイムは熱いお茶と一緒にカロリーゼロのお菓子を食べ、スマホを片時も手放さない──こんな行動が、がんを引き寄せている可能性があるという。 マスクをつけたまま3度目の春を迎えたいま、新たな病魔が静かに忍び寄ってきている。秋津医院院長の秋津壽男さんが言う。「コロナ禍における検診控えに加え、テレワークによる座りっぱなしの生活や食生活の乱れが原因で、無意識のうちにがんにかかるリスクを上げる行動をとってしまっている人は少なくありません」 いくら新型コロナの対策が万全だったとしても、さらに深刻な病気にかかってしまえば元も子もない。「とはいえ、かつては正体不明の“不治の病”だったがんも、医療や科学の進歩によって発症のメカニズムや、かかりやすい人の特徴が次々に明らかになっています。つまり、あらかじめ罹患リスクを上げる行動や生活習慣を知れば、予防に努めることができるようになってきたのです」(秋津さん) 今回、本誌女性セブンは世界中で行われているがんに関する最新研究を集めた。あなたのその何気ない行動が、健康を遠ざけているかもしれない──。低炭水化物食でがんが作られる 今年3月に発表され、人工甘味料とがんの関連性に関する調査が発表された。フランスで10万人以上を対象として行われた大規模な研究結果によって、「アスパルテーム」と呼ばれる人工甘味料の摂取量が多い人は乳がんと大腸がんのリスクが高まることが明らかになったのだ。米ハーバード大学元研究員で内科医の大西睦子さんが解説する。「過去にもアスパルテームの摂取ががんリスクを上げることを示唆する研究は複数あり、2005年にイタリアで行われたラット1800匹を使った実験でも、白血病をはじめとした血液がんとの関連を裏付ける結果が出ています。人工甘味料は“砂糖いらずのカロリーゼロ”とうたわれ、ジュースやお菓子などに幅広く使われていますが、摂取しないに越したことはありません」 近年、健康にいいダイエット法として話題になっている低炭水化物食も、がんリスクを上げることが報告されている。「国立がん研究センターの調査では、特に直腸がんリスクとの関連性が指摘されています。炭水化物を減らす代わりに、大腸がんリスクを上げるとされる赤身肉や加工肉を多く摂ってしまう人が多いことがその理由だと考えられます」(秋津さん)“百薬の長”といわれ、適量であれば長寿につながるとされてきたアルコールも、最新の知見によってがん予防の面では有害であることが明らかになってきた。特に女性は、週に1回以下であっても飲酒習慣のある人はそうでない人に比べ、乳がん発症リスクが1.46倍高まるという。「少量ならば動脈硬化予防などに効果があるとの報告がありますが、がんに対してはほんの少しでもリスクを上昇させてしまう。アルコールを代謝するために肝臓に負担をかけてしまうほか、腸内環境が乱れて免疫力が下がることも理由として考えられます。お酒とのつきあいは、持病や家族の既往症などを考えたうえで慎重にした方がいい」(秋津さん) アルコールと同様、「諸刃の剣」なのが緑茶だ。肺がんや卵巣がんなどのリスクを下げるとする研究結果がある一方で、熱いお茶と食道がんの関連性を示唆するデータもある。「緑茶に含まれるカテキンには、がんの原因物質となる活性酸素を除去したり、動脈硬化を予防する効果があり、がん対策に加え、脳梗塞や心筋梗塞の罹患リスクも下げてくれる働きがあります。しかし一方で熱いお茶はのどを強く刺激し、食道がんリスクを上げる。温度には注意を払うべきでしょう」(秋津さん) 病気を治すためにのんでいるはずの薬の中にも、がんリスクを高めるものがある。細菌感染症の治療に欠かせない抗生物質は、スウェーデンが約24万人の男女を対象に行った大規模調査によって、6か月以上にわたって服用し続けた人は、服用しなかった人に比べて結腸がんリスクが17%高くなることが報告された。「抗生物質は感染症に対して強い効果を持つ半面、その強さゆえに腸内の善玉菌までも除去してしまうデメリットがある。そのため長期にわたってのみ続けると腸内細菌による免疫が失われ、発がん物質が体に入りやすくなる可能性があります」(秋津さん)太陽の光がいちばんの特効薬 ステイホーム生活で使用時間が大幅に延び、これまで以上に生活必需品となっているスマホだが、使い方を間違えればがんリスクを上げる要因となりうる。「携帯電話から出ている『RF波』と呼ばれる無線周波にがんとの関連性が懸念されるため、特に通話中にデバイスと接しやすい頭頸部にがんの発生リスクが高まる可能性があることを国際がん研究機関が発表しています。 なるべく長時間の通話を避ける、スピーカーモードやハンズフリー通話を使用するなど、使い方を工夫する必要があるでしょう」(大西さん) スマホが発するブルーライトにもがんとの関連性が指摘されており、男性の前立腺がんのリスクを2倍に、女性の乳がん発症リスクを1.5倍にするという報告がある。 人工的な光は有害だが、太陽の光はリスクを下げる一因となりうる。「自転車通勤している人はがんリスクが45%低い」「屋外で20年以上働いている女性は50才以降乳がんになるリスクが17%低い」などの調査結果が報告されているのだ。「これらは適度な有酸素運動に加え、日光に当たることによって体内のビタミンDの量が増加していることが要因だと考えられます。血中のビタミンD濃度が高い人はそうでない人よりもがんのリスクが大幅に下がることが多くの研究によって明らかになっています」(秋津さん) この時期に悩まされる人が多い花粉症も、意外にもがんリスクを下げる要因の1つになっている。2016年にアメリカの学術誌に発表された論文によれば、花粉症の人はがんによる死亡率が52%低くなるという。 東京大学医学部附属病院放射線科特任教授でがん専門医の中川恵一さんが解説する。「これは私たちが持つ『免疫監視機能』が関連していると考えられます。そもそも花粉症の症状が出る原因は過剰な免疫反応にあります。こうした強い免疫力は花粉だけでなくがんをもブロックする効果を持つと考えられます。 ただし、強い花粉症治療薬を服用している場合、アレルギーを抑えられる半面、免疫力全体の働きが弱まってしまう可能性もある」運動・食生活・検診の3本柱 世界中の科学者たちの知見を胸に、がんを遠ざける生活に努めてほしい。生活習慣の改善において、医師たちが声をそろえて推奨するのは食事メニューの見直しだ。「野菜や果物を中心にしたバランスのいい食生活を心がけてほしい。食物繊維の多い全粒粉のパンや豆類なども含め、植物由来の食品が多い食事はがんリスクを低下させます」(大西さん) 秋津さんもこう注意を促す。「診察を受ける患者の中でも、コロナ禍で家から出なくなり、食生活が乱れている人が増えています。インスタント食品やコンビニ弁当に頼っていると、加工肉や食品添加物、保存料など、発がんリスクの高いものを摂取しやすくなるので要注意です」 ステイホームで運動不足の人も増えているが、がん予防のためには適度に体を動かすことも必要だ。「週に150分の有酸素運動が効果的といわれており、屋外に出てある程度太陽を浴びることも大切です。 ただし、紫外線を大量に浴びることによる皮膚がんのリスクには要注意。これからの時期、真昼の太陽を避け、日焼け止めを塗るなどの対策も忘れないでほしい」(大西さん) 生活習慣の改善とともに忘れてはならないのは、定期検診をしっかり受けることだ。「仮にがんになったとしても、早期発見できれば根治する確率は大きく上がります。そのためには定期的に検診を受けることが何よりのリスク回避につながります」(大西さん) 自分の体を守れるのは自分だけ。知識をつけたら、行動あるのみだ。※女性セブン2022年5月5日号
2022.04.25 19:00
女性セブン
「減塩やめて油を摂れ」提言の真意を語る大脇幸志郎医師(写真/本人提供)
東大卒医師が減塩論争に一石「減塩やめて油を摂れ」提言の真意を語る
 これまで信じられてきた健康法を「いますぐやめるに限る」と語る医師がいる。東大医学部卒、“異端”の大脇幸志郎医師からの提言とは──。減塩しても血圧は下がらない「日本人は塩を減らして油を控えることが健康的であると信じていますが、それはウソです」 こう語るのは、医師の大脇幸志郎氏だ。 その経歴は実にユニーク。1983年生まれの大脇医師は東京大学医学部を卒業後、働くことを見つめ直すためにすぐには就職せず、2年ほどフリーターとして過ごした。その後、医療情報サイトの運営などを経て医師の職につき、現在は首都圏のクリニックで、高齢者の訪問診療を担う。 訪問診療で高齢者の高血圧や糖尿病を治療している大脇医師だが、「減塩をいますぐやめること」を提言している。「これまで塩=塩化ナトリウムは長きにわたって悪者とされ、厚生労働省は『塩を摂ると血圧が上がる。健康のために塩を減らせ』と言い続けてきました。ところが国際機関『コクラン』が2018年4月までの研究データを体系的に集めて2020年に発表した研究結果では、血圧正常のアジア人は1日12.6gの塩を6gに減らしても血圧が有意に下がらなかった。 また同研究によれば、減塩で血圧が下がるのはもともと高血圧の人だけで、下がった数値もたった7mmHg。温度や体の状態などで血圧が容易に上下することを考えれば、誤差に近い数値でした。つまり、減塩してもほとんど血圧は下がらないのです」(大脇医師・以下同) さらに衝撃的なデータを大脇医師は提示する。「もともと血圧を下げるのは心筋梗塞や脳卒中など、血管系の病気を防ぐためとされます。しかし2013年4月までの研究データに基づくコクランの報告によると、血圧が正常な人でも、高血圧の人でも、減塩すると死亡や病気が減るという効果は見られませんでした。つまり、減塩しても血圧はわずかしか下がらないばかりか、そもそも減塩が病気を防ぐというエビデンスが存在しないのです」 減塩の効果は血圧を下げるだけではなく、血管系とは異なる病気の治療にも減塩は有効と言われてきた。だが大脇医師は「減塩は他の病気の治療にならない」と断じる。「これまで塩を摂ると体内に水分がたまるとの仮説に基づき、腹水が溜まる肝硬変、むくみや息切れが出る心不全、内耳にある液体の異常が原因とされるメニエール病に対して、減塩療法が有効とされてきました。しかしこれらの病気で繰り返し臨床研究が行なわれたのに、減塩療法の効果は証明されませんでした」 日本では「塩分の多い食事を続けると胃がんになりやすい」と言われるが、これも科学的に確かなことではないという。「胃がんは東アジアに多くヨーロッパに少ない病気であることに加えて、多くの研究者は塩と胃がんに関係があると思っておらず、他のがんほど研究が進んでいません。少なくとも、減塩すれば胃がんにならないとのエビデンスはありません」 厚労省は成人男性1日7.5g未満、女性6.5g未満の塩分摂取を目標に掲げる。しかし、減塩には血圧を下げる効果も病気を予防する効果もないと主張する大脇医師は「日常の食事で塩を我慢する必要はありません」と訴える。「日本人は平均で1日10.1gの塩を摂取しており、厚労省の塩分摂取目標を大幅にオーバーしています。ところが日本は世界有数の長寿大国。この事実が、塩分摂取と健康には何の関係もないことを示しているのではないでしょうか」 大脇医師が指摘する最大のデメリットは「食事がおいしくなくなること」だ。「厚労省の減塩目標に従ったら、食事が味気なくなります。健康に何の効果もない減塩をやめれば、献立の選択肢が広がって割高な減塩食品を買うことがなくなり、結果的に家事負担が減って夫婦仲も円満になる可能性があります。そして何よりも、塩を使ったおいしい食事、自分の好きなものを食べることができます。せっかく日本には塩を使った料理が伝統的に多いのに、それをガマンしたら人生がつまらなくなります」 塩はおいしい、に頷く人は多いはずだ。コレステロール摂取量は気にしない 減塩をやめることと共に大脇医師が提言するのは、「油を摂ろう」ということだ。 これまで油は「太る」「体に悪い」として敬遠されてきた。だが大脇医師は「油では太りません」と主張する。「もちろん油はエネルギーを含む栄養素なのでたくさん摂れば太ります。しかしダイエットをする場合、油を減らすことより米やパンなどの炭水化物を減らすほうが効果的です。よく行なわれる糖質制限ダイエットは米やパンを減らして体重を減らす試みで、肉はいくら食べても構いません。その際、食事全体の量を一定にすれば、糖質を減らすことは脂質とたんぱく質の割合を増やすことを意味します。それで減量できるということは、言い換えれば油を多く摂ったほうが減量しやすいのです」 他方で「油が体に悪い」と言われるのは、血液検査で示される「コレステロール」と、食べ物に含まれる「コレステロール」が同じものであると誤解されたからだという。「血中のコレステロールと食べ物のコレステロールは全くの別物であり、コレステロールを多く含む食品を食べても、血中のコレステロールは増加しません。このため『コレステロール値が高くて危ない』と医師に言われても、『コレステロールを含む食べ物』を減らす必要はありません。コレステロール値を下げるために必要なのは個々の食材や栄養素を調整することではなく、全体の食べる量を減らして痩せることです。油はコレステロールが多いイメージがありますが、前述したように減量するには炭水化物を減らすことが効果的で、油を摂っても問題はありません」 この見解を裏付けるのが、厚労省の「意見変更」だ。過去に厚労省は、「正しい食事の基準」として、コレステロールの基準値を決めていた。「しかし『日本人の食事摂取基準』の2020年版で厚労省は、『コレステロール摂取量がそのまま血中総コレステロール値に反映されるわけではない』として、コレステロールの基準値を『設けない』と明記しています。食べ物のコレステロール値を細かく計算しても意味がないことを厚労省が認めたのです」 油悪玉論の背後にある日本人の「痩せ願望」にも警鐘を鳴らす。「適正体重のバロメーターとなるBMI(*)が25だと、日本では『肥満』の境界になります。しかし内外の研究によれば、BMIが25前後の人が最も長生きすることがわかっています。もちろん過度に太ると糖尿病や脂肪肝などのリスクが増しますが、痩せすぎても肺炎患者が増えます。そもそも日本人は医学的に見て平均的に痩せていますが、身長160cmで60~70kgくらいなら健康体と言える。日本人は痩せ願望が強いですが、実は“ちょい太り”程度が最も健康的なのです」【*BMI(体格指数)は体重÷身長÷身長(身長はmで計算)】 以上の点を踏まえ、大脇医師は「高齢者こそ油を摂るべき」と提言する。「高齢になるほど食が細くなり、油ものは胃にもたれるからと敬遠していると、痩せ細って筋肉量が少なくなり、全身が脆弱になります。これが高齢者のフレイル(虚弱)と言われる問題です。高齢者がたんぱく質と脂質を含む油ものを摂取すると健康上のメリットがあることは科学的に確かで、無理に食べさせることは避けるべきですが、なるべくなら高齢者こそ油を摂ってほしい」ビールは我慢しなくていい? 大脇医師の主張に通底するのは、「健康情報に惑わされないでほしい」という思いだ。巷で信じられている「健康情報のウソ」についてこう語る。「痛風になることを防ぐため尿酸値を気にしてプリン体ゼロのビールを飲むことには意味がありません。尿酸値と痛風に統計的関連があることは事実で、アルコールは尿酸値を上げますが、禁酒や節酒指導によって血中の尿酸を減らし、痛風を防いだというエビデンスはありません。 そもそもプリン体はあらゆる食べ物に含まれていて、重量あたりのプリン体の量で計算するとビールよりも肉や魚のほうが10~100倍も多い。なのに『ちりめんじゃこを毎日食べたら痛風になるよ』とは言われませんよね。痛風にならないためにビールを我慢することには根拠がなく、アメリカのガイドラインも節酒などの食事療法にはエビデンスがないことを明記しています」 よく耳にする「地中海食は体にいい」「魚のDHAで頭がよくなる」という説も眉唾という。「イタリア、ギリシャなど地中海沿岸の人々が食べる魚や野菜中心の地中海食が体にいいという説を支持すると思われたのが、2013年に権威ある医学誌『ニューイングランドジャーナル』に発表された報告です。この報告にはいくつもの不審な点があって批判が殺到したため、2018年に撤回されて改めて報告が出ました。しかし、そこにも問題が残っていると指摘されています。 青魚に多く含まれるDHAなどのオメガ3脂肪酸を食べると頭がよくなるというのも根拠がなく、実際にはDHAで認知機能の低下は防げないことが証明されています。 他にも『野菜は一日350g』や『ビタミンCは風邪を防ぐ』など、世に流れる健康情報は科学的根拠を欠く迷信が多いのです」 世にあふれる健康情報に次々と疑問を呈する大脇医師だが、全てを否定するのではない。人間の体が本来持っている能力には深い信頼を寄せている。「人間は過酷な環境に耐えられるように進化しました。なかでも重要なのは雑食の能力で、胃液や腸液にも殺菌能力があり地面に落ちていたものでも食べられるうえ、植物や肉を分解してエネルギーに変えられます。内臓機能も抜群で、何も考えず野生動物のように暮らしても簡単には死なず、元気に生きられることがほとんどです。それほど奇跡的な生命力があるのに、塩や油といった細かな健康情報を気にして生きるのは、百害あって一利なしと言えます」 フリーター時代、お金がなかった大脇医師は、栄養不足でいつも「食べたい」ということばかり考えていたという。だからこそ、食べたいものを食べられることがまずは大切であり、おいしいものを我慢して健康を気遣うのは本末転倒であることを学んだ。「これまで述べたように、自分が食べたいものを我慢して節制しても、健康にとってそれほど大きなメリットはありません。だったら、おいしいものを思い切り食べたほうが幸せになれるはずです。楽しい人生を送るために健康があるはずなのに、あやふやな健康情報に振り回されて人生の楽しみを失うのは、どう考えてもおかしい。人間の体はよくできているので、あれこれ心配する必要はなく、堂々と減塩をやめて油を摂ればいいんです」 異色の経歴を持つ医師の提言で、長きにわたる減塩論争に終止符が打たれるか。【プロフィール】大脇幸志郎(おおわき・こうしろう)/1983年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。近著に『運動・減塩はいますぐやめるに限る! 「正しい健康情報」の罠』(さくら舎)、『「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信』(生活の医療)などがある。※週刊ポスト2022年4月22日号
2022.04.13 07:00
週刊ポスト
(写真/アフロ)
ダイエット成功のカギは「いかに足すか」 常備すべき食品&スパイスとは
「ダイエット中だから、一食抜こう」「いつものメニューから一品少なくしよう」──よかれと思った行動が、あなたを太らせる。いま、やせる体を作れるカギは、いかに「足す」か。この夏は堂々とノースリーブや水着を着たいあなたに送る、常備すべき食品&スパイスのリストをお届けする。 コートを脱いで、シャツやトレーナー1枚で出かけられる季節がやってきた。しかし、ウキウキしながら外に出たものの、ショーウインドーに映った自分の姿に愕然としたという声は少なくない。実際、製薬会社のピップが2022年3月に発表した調査によれば、約6割の女性が冬を経て体重が増加したと感じているという。 ノースリーブで過ごす夏になるまでにやせたい──その一念でいまからダイエットを始める人は多いが、やり方を間違えればさらに体重を増やす結果になりかねない。秋葉原駅クリニック医師の佐々木欧さんが言う。「散見されるのは、極端な食事制限をして失敗するケースです。“食べてはいけない”という制約と強い空腹感がストレスを生み、長続きしないどころか過食の原因になることすらある。大切なのはむしろ、体にいい食品を選んでしっかり食べること。普段の食事内容を見直し、足りない栄養素を足したり置き換えたりすることがダイエット成功の鍵を握るのです」 これまで1000人以上を減量に導いてきた長野松代総合病院消化器内科・ダイエット科部長の前川智さんもこう指摘する。「肥満や糖尿病に悩む人の食生活を数多く見てきましたが、減量に成功するのは、やせやすい食品をうまく食卓に取り入れることができたとき。私が行っている食事療法でも効果的な食材の“ちょい足し”を実践しています」 では、どんな食品をどう加えればスムーズにやせることができるのか見ていこう。【以下、20人の「食と健康の専門家」に「ダイエットに最適なちょい足し食品」を挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。5点以上を獲得した食品を掲載した。 浅野まみこさん(管理栄養士)、石原新菜さん(イシハラクリニック副院長)、磯村優貴恵さん(管理栄養士)、市野さおりさん(看護師/アロマセラピスト)、大平美弥さん(スパイスライフアドバイザー)、金丸絵里加さん(管理栄養士)、岸村康代さん(フードプランナー/管理栄養士)、工藤孝文さん(みやま市工藤内科院長)、黒田愛美さん(医師/アスリート)、佐々木欧さん(秋葉原駅クリニック医師)、清水加奈子さん(管理栄養士)、高橋怜奈さん(東邦大学医療センター大橋病院婦人科医)、田中亜希子さん(あきこクリニック院長)、田中優子さん(田中病院院長)、中沢るみさん(管理栄養士)、福田千晶さん(医学博士)、藤岡智子さん(栄養士/フードライター)、前川智さん(長野松代総合病院消化器内科・ダイエット科部長)、矢澤一良さん(早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構規範科学総合研究所)、渡辺信幸さん(こくらクリニック院長)】カプサイシンで脂肪が消える 最も多くの票を集めた「とうがらし」とそれに続いた「しょうが」はいずれも体を温める食品として知られている。みやま市工藤内科院長の工藤孝文さんが言う。「無理なくやせるための近道は、体を温めて脂肪を燃焼させること。脂肪は体温を保持する断熱材の役割も果たしているため、体が冷えるほど脂肪がつきやすくなり、やせにくくなります。つまり、毎日こまめに体を温める食材を摂取し、冷えないようにすることが重要なのです」 スパイスライフアドバイザーの大平美弥さんは、とうがらしが持つ辛み成分の強い保温効果に一票を投じた。「『カプサイシン』と呼ばれる辛み成分は、交感神経に働きかけ、アドレナリンを分泌させて血流を促します。その効能は強力で、発汗するほど体を温め、脂肪を燃焼させてくれる。血流が改善された結果、肩こりや冷え症が解消されるケースも多い。特に冷えやすい女性は積極的に摂りたい一品です」 2位のしょうがは辛み成分である「ショウガオール」に加え、さまざまな栄養素がバランスよく含まれていることが票を集めた主な理由となった。栄養士でフードライターの藤岡智子さんが言う。「骨粗しょう症の予防や精神を安定させる役割を持つカルシウムや、体内の余分な塩分を排出する働きのあるカリウムが含まれています。そのまま食べるのはもちろん、すりおろして冷や奴にのせたり、みそ汁に加えたりと普段の食事に取り入れやすい食品であることも推奨ポイントです」 しょうがと同様、5位と11位にランクインした「めかぶ」や「とろろ昆布」にも、使い勝手のよさを称賛する声が多く上がった。「これら海藻類はみそ汁やスープ、酢の物など普段の食卓に一品足しやすい優れたダイエット食品。海藻に含まれるネバネバ成分の『フコイダン』は糖質の吸収をゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑える働きや、肥満の原因にもなる余分なコレステロールを排出したり、腸内環境を整えて便秘を解消したりする効果があります。 特にめかぶは、海藻類のなかでもカルシウムやマグネシウムが豊富で、ミネラル補給にも最適です」(管理栄養士の金丸絵里加さん)たんぱく質なら植物性か豚肉 やせやすい体を作るうえで体を温めることと同じくらい専門家たちが重要視しているのはたんぱく質の摂取だ。「脂肪を減らすうえで不可欠なのは、筋肉をつけて代謝を上げること。そのためには運動をするだけではなく、筋肉のもととなるたんぱく質をしっかり摂る必要があります」(佐々木さん) 前出の前川さんが推奨するのはたんぱく質のなかでも動物性と植物性のものをバランスよく摂取すること。「肥満や糖尿病で来院する人の食事内容を見直すと、そのほとんどが過剰に糖質を摂っています。糖質制限は非常に有効ですが、糖質を摂らないぶん、たんぱく質を摂取するために肉食に偏る人が多い。しかし肉には脂質も多いため、悪玉コレステロール値が上昇するケースもあります。実際にダイエットに成功した患者の多くは糖質を減らし、そのぶん植物性たんぱく質を足す食事を実践していました」 豆腐やおからパウダーなどさまざまな植物性たんぱく質がランクインしたが、最も票を集めたのは4位の「オートミール」だった。オーツ麦を原材料とし、食後血糖値が上昇しにくい「低GI食品」として注目を集めている。イシハラクリニック副院長の石原新菜さんは炭水化物をオートミールに置き換えることで太りにくい体を手に入れたという。「パスタやご飯の代わりにオートミールを食べることで血糖値の急上昇が防げるのはもちろん、原材料のオーツ麦には食物繊維が豊富なためお通じがよくなり、腸内環境も整って免疫力アップにもつながります。栄養バランスもよく、ビタミンやミネラルに加え、ダイエット中に不足しがちなカルシウムや鉄分をしっかり摂ることができるのも利点です」 藤岡さんはヨーグルトやスープにちょい足しすることを推奨する。「味にくせがないため、いろいろな食材に足せるのは大きな推奨ポイントです。小腹が空いたときにプレーンヨーグルトやカップスープに入れて食べれば満腹感が得られて食べすぎ防止につながります」 7位に入った「おからパウダー」も、さまざまな食品と組み合わせられる使い勝手のいい植物性たんぱく質だ。「たんぱく質はもちろん、食物繊維がとにかく豊富で、その量は大さじ2杯(約10g)でレタス1玉分に相当するといわれています。おからパウダーをヨーグルトに混ぜて食べれば、発酵食品による整腸作用との相乗効果が期待できるので、ぜひ実践してみてほしい」(佐々木さん) 動物性のたんぱく質もバランスよく取り入れればダイエットの強い味方になる。管理栄養士の浅野まみこさんはビタミンB1を理由に豚肉に一票を投じた。「ビタミンB1は炭水化物を代謝するために必要な栄養素。ご飯のお供に最適です。ただし、脂の多いものを選んでしまえば脂質の摂りすぎにつながるため、注意が必要です」酢とスパイスを総動員する 今回のランキングの特徴は、酢やこしょう、カレー粉といった調味料やスパイスも多数ランクインしていること。特に3位にランクインした「酢」は、主成分の酢酸が持つ健康効果の高さから、「常備すべし」と主張する専門家が多かった。管理栄養士の中沢るみさんが言う。「酢酸には、血糖値や血中コレステロール値を下げる働きがあります。つまりお酢を使った料理を最初に食べることで血糖値の上昇を抑え、脂肪が燃焼しやすい体を作ることができる。調味料として使うほか、りんご酢のような果実酢を水で薄めたビネガードリンクを取り入れるのもおすすめです」 ただし、種類によっては大量の砂糖や人工甘味料が入ったビネガードリンクや、塩分や添加物が入り交じった合成酢など、かえって健康を害するものもある。食品表示をしっかり見て選んでほしい。 酢とともに食卓に取り入れたいのは6位の「カレー粉」や7位の「こしょう」、11位の「クミン」などのスパイスだ。管理栄養士の磯村優貴恵さんはスパイスをちょい足しすることでむくみ予防になると話す。「スパイスは体を温めて血の巡りをよくするだけでなく、独特の風味や香りによって減塩にも役立ちます。肥満の大きな原因の1つであるむくみは塩分の過剰摂取によって起きるケースが多いため、スパイスを駆使して塩分を控えることをおすすめします。特にカレー粉はトーストや炒め物、煮物、スープなどあらゆる場面で使うことができます」 料理だけでなく、飲み物へのちょい足しを推奨するのは看護師でアロマセラピストの市野さおりさんだ。「特におすすめなのは少量のスパイスに白湯50〜100mlを加えて作る『スパイス白湯』です。朝起きてから朝食までの間など、空腹時に飲むのが効果的です。食べ物が入っておらず空っぽの小腸や大腸壁はスパイスの健康成分をスムーズに吸収し、体内の活動を活発化させます。 体温を上げて脂肪燃焼につながるのはもちろん、クミンなら便秘解消、シナモンなら冷え症や肌のくすみの改善などスパイスの持つさまざまな効能を実感できます。小腹が空いたときには、ターメリックに牛乳や豆乳を混ぜ合わせ、電子レンジで温めてはちみつをひとさじ垂らす『ターメリックホットミルク』も試してみてほしい。内臓を温めて代謝を上げる効果があるうえ、満腹感も得られます」“足しすぎ”が肥満体を作る ランキングを参考に、冷蔵庫にちょい足し用の食品やスパイスを常備してみてほしい。しかし、“足しすぎ”には要注意だ。「ランキング内の食品を普段のメニューに足しつつ、慣れてきたら炭水化物や脂質の量を徐々に減らしていくことを目標に調節しましょう。また、とうがらしやこしょうなど、ちょい足し食品には刺激の強いものも多いので、摂りすぎには要注意。体調の変化に気を配りながら行ってください」(佐々木さん) あきこクリニック院長の田中亜希子さんも、声を揃える。「確かにやせやすい食品を足すことは大切ですが、そもそも多くの人は食べすぎている。実際に自分が“何を、どれだけ食べたか”を書き出してみると、思っている以上に食べていたことに気づくはず。まずは摂りすぎを見直して減らしつつ、“ちょい足し”を実践するのがいいでしょう」 いつもの食事を見直して上手に足し引きをし、 “薄着の夏”に備えよう。写真/アフロ、ゲッティイメージズ、ピクスタ※女性セブン2022年4月21日号
2022.04.08 16:00
女性セブン
4月1日に五百円紙幣に代わり、五百円硬貨が登場(時事通信フォト)
【特集1982年】車やカメラの大衆化、CDの登場 大量消費社会の流行最前線
 日本が「バブル経済」を迎える1985年の少し前。いまから40年前の1982年は、未曽有の好景気を予感させる文化の隆盛を見せていた。一体どんな時代だったのか。アイドル文化隆盛! 若者が時代を牽引 内閣府の『高齢社会白書』(2020年)によると、1980年の15〜64才人口は約67%(2020年は約59%)で、高齢化率は約9%(2020年は約29%)。1980年代初頭の日本は、働き盛りの若い世代が時代を牽引していたことがわかる。「1982年の大きな特徴は、若者を対象にした音楽、映画が続々と登場したことです」 とは、ポップカルチャーに詳しい、レコード収集家の鈴木啓之さんだ。 シブがき隊、小泉今日子、中森明菜などのアイドルが多数デビューし、「花の82年組」と呼ばれた。「それ以前の若者は、学生運動など、社会や権力に抵抗する活動をしてきました。しかし、1980年代に入ると、便利で豊かな生活を求め、消費社会に。若い人は、新しくてカッコいいものに飛びつくようになったのです」(鈴木さん) アイドル文化の隆盛もその一端だ。では具体的に何がどう人々を魅了したのか、振り返ってみよう。一台のテレビを家族で見ていた最後の時代「1982年はテレビの影響力が強かった時代といえます」 とは、前出の鈴木啓之さん。「多くの家にテレビが普及したものの、まだ一家に一台。録画のできるビデオテープレコーダーもありましたが、まだ高級品だったため、テレビは家族そろって、リアルタイムで見るという視聴スタイルが主流でした」(鈴木さん・以下同) そのため、歌番組は全世代が楽しめることを意識して、歌手や曲を選び、放送していたという。若い世代には松田聖子の『赤いスイートピー』をはじめ、アイドルによるポップミュージックを、大人世代には細川たかしの『北酒場』をはじめとする演歌を、と同番組内で多世代の曲を流していたため、ヒット曲はすべての世代が口ずさめた。「歌番組以外で人気を博したのは“明るい”内容。家族で見て笑える番組が求められました」 当時、特に人気を博したのは、《楽しくなければテレビじゃない》をスローガンに掲げたフジテレビのお笑い番組。『THE MANZAI』『オレたちひょうきん族』『森田一義アワー 笑っていいとも!』は、1982年の『年間視聴率三冠王』の獲得に貢献したという。 1982年以降は、ビデオテープレコーダーが普及していき、テレビは家族で見るものから、好きなものを録画して後で見る、というスタイルになっていく。さらに、1983年に任天堂から「ファミリーコンピュータ」が登場すると、子供部屋にもテレビが置かれるようになり、個別視聴の時代を迎える。「この年は、“大衆”が存在した最後の時代かもしれません」車、カメラ、世界初のCD──消費社会へ「1982年は、高嶺の花だった車やカメラなどが大衆化されたことも特徴的です」 と、放送作家の野呂エイシロウさんは言う。 車なら日産の「マーチ」、カメラならキヤノンの「スナッピイ50」などが登場し、中流家庭でも、がんばれば“憧れ”が手に入る時代になったのだ。「高価だったものが手に入りやすくなり、大衆の購買意欲を刺激。これが大量消費社会につながっていったのです」(野呂さん・以下同) さらにこの時代、購買意欲をそそる“新しいモノ”も発売された。それが、CDプレーヤーとCDソフトだ。「1982年10月1日、世界初となるソニーと日立・DENONのCDプレーヤーが発売され、それに合わせて、CBSソニーとEPICソニーから50タイトル、日本コロムビアから10タイトルのCDソフトが世界で初めて発売されました。これは画期的でしたね」アメリカのトラッドスタイルが流行 一方、ファッションでは、アメリカのトラッド(トラディショナル)スタイルがブームに。「当時は、アメリカ文化こそ流行の最先端であり、憧れでした。それらはファッション誌にも取り上げられ、『POPEYE』(マガジンハウス)や『ホットドッグ・プレス』(講談社)に掲載されていた、ワッペン付きのスタジャン(スタジアムジャンパー)やレイバンのサングラス、コンバースのスニーカーなどをみんながこぞって買っていました」(鈴木さん) 1982年は女子大生をターゲットとした女性誌『CanCam』(小学館)も創刊。ブレザーなどのトラッドスタイルに加えて、ベネトンのカラフルなニットやアルマーニのジャケットなどが紹介されると、大ブームとなった。「みんな同じテレビ番組を見て、同じものを持ち、同じ格好をしているという“一体感”もまた、この時代の特徴だったといえます」(鈴木さん)ダイエットよりもおいしいものを! 食文化研究家の畑中三応子さんは、当時の食に関するブームを振り返り、フランス料理など、高級料理へのハードルが低くなったと指摘する。「それまで高級ホテルや専門店で食べるものだったフランス料理が、カジュアルなレストランやビストロが登場したことで、若者にも手が届くようになりました」(畑中さん・以下同) この年、フランス料理のシェフ、石鍋裕さんが『クイーン・アリス』(東京・西麻布)をオープン。1984年には、故・井上旭さんが『シェ・イノ』(東京・京橋)を開店させている。 海外旅行が憧れだった時代、本場で修業したシェフの店でディナーをすることは若者のステータスになった。 外食がレジャーになったのもこの頃だ。「1982年4月に発売され、ベストセラーになった山本益博さんによるグルメガイド『東京・味のグランプリ200』(講談社)は、高級レストランから小さなラーメン店まで幅広く取り上げており、外食自体がレジャーやエンターテインメントとして捉えられるようになっていきました」 ダイエットブームはまだ先の話。それよりも、珍しくておいしいものを食べに出かけたい、という意識が強く、この時代から、食の多様化も一気に広まったという。取材・文/前川亜紀、番匠郁 ※女性セブン2022年4月21日号
2022.04.07 19:00
女性セブン
古稀のグラビア撮影に挑む女優・児島美ゆき
女優・児島美ゆき「70歳グラビア」挑戦 エステでの体作りに密着
 68歳にして『週刊ポスト』で衝撃的な大胆グラビアが掲載され、デジタル写真集『児島美ゆき 68歳、女ざかり』を発売し話題となった女優・児島美ゆき。それから2年後、70歳を迎え、おそらく女優としては世界初となろう、すべてをさらけ出した古稀のグラビア撮影に挑む彼女に密着した。 3月某日、東京・赤坂にあるエステティックサロン「カリスマ倶楽部 赤坂サロン」に、お気に入りのピンク色をあしらったコーディネートで現われたのは、『ハレンチ学園』でヒロインの十兵衛こと柳生みつ子を演じ、全国に「スカートめくりの女王」として名を馳せ、その後『北の国から』や『やすらぎの刻』などのドラマにも出演した女優・児島美ゆきだ。応援してくれる人たちの声に報いるため 今回、なぜ出演のオファーを受けたのか。この撮影にかける意気込みと思いをエステの施術前の児島に聞いた。「この撮影のオファーをいただいたとき、最初はあまり乗り気じゃなかったんです。だって脱ぐ理由がなかったから。2年前のグラビアは、『女性たちを元気づけるため』と『“ハレンチ学園”50周年を盛り上げる』という動機がありました」 2020年の撮影時には、キャリア上での節目の年であることとコロナで閉塞した空気感の中で世の中の人たちを元気づけたいという思いが出演に繋がった。今回、70歳という年齢は節目ではあるものの自身の体をさらすまでの動機にはなっていなかったという。「出演を決めたのは、周りの女子の友達が『やりなよ』『その年でオファーが来ること自体すごいんだから!』と背中を押してくれたから。そして『どんなグラビアになるか楽しみ!』とも言ってくれました。そんな応援してくれる人たちの声に報いるため、ひいてはこれで元気になれる人がいるなら、と出ることにしました」 出演を決めたものの、児島にはもうひとつ課題があった。2年前の出演時から、コロナの自粛生活で生活様式が変わり贅肉がついてしまったというのだ。本人によると2キロの増加。それを落として以前と変わらぬ体型に戻すために、オファーから撮影までの3週間、ダイエットをしながらエステに通っていたのだ。3週間の準備期間に週5回のエステ「太って胸は大きくなったんだけど、おなかもお肉がついちゃって」 スケジュールの終盤にはダイエットの効果が現れ体重は以前に近くなったが、それでも腹部の贅肉がまだ気になるという。「腹立たしいことに痩せると、胸から痩せていくのよね」 ダイエットにともなってバストも以前と同じサイズになったという。体型を戻すためとはいえ、どのくらいの頻度でエステ施術を受けているのか聞くと、週5回のペースで通っているという。外出自粛生活に加えてエステでの施術も制限が設けられ、コロナ前に比べて店舗に通う頻度が減ってしまっていた。体のメンテナンスがあまり行き届かなくなっていたが、今回撮影のために集中して施術を受けたという。「さすがに、このペースだとふたりともヘロヘロだわ」 同店を利用し始めてからの付き合いであるエステティシャン・峯村桜子さんとのマン・ツー・マンの施術は機器を使いながらでも体力的に負担は大きい。1回の施術で2~3時間、ボディから顔までみっちりと施術を受ける。入浴するだけでも体力を使うように、施術される側も体力を使う。週5回ペースで通ったエステもこの日は撮影直前の終盤。児島も連日の施術に疲れの色が見える。そこまでして撮影に挑む理由は何なのか。「女優ですから、いったんやると決めたからには人様の前に出るなら最高の状態で出たいというのがまず第一。それから応援してくれている友達のためにも、最大限の努力をして返すのが礼儀だと思っているから私はベストを尽くすだけなの」 そして最後にこう付け加えた。「もうひとつ。世界は今悲しみに充ち満ちていますが、70歳の私がグラビアに出られるような大らかな社会であってほしいな、とも思っています」 コロナに加えての世界情勢の不安や、物事への不寛容な社会に対して、ささやかなメッセージを今回の出演に込めているという。この日も、足先から顔まで全身をみっちりと3時間、最後の施術を受け撮影に備えた。 そんな彼女の意気込みの詰まったグラビア(『週刊ポスト』2022年4月8・15日号掲載)は、山岸伸氏が撮影を担当。古稀とは思えない姿は、話題を呼びそうだ。【プロフィール】児島美ゆき(こじま・みゆき)/1952年生まれ、東京都出身。13歳から児童劇団に所属し、高校3年生の1970年に映画『ハレンチ学園』のオーディションに合格。主演の柳生十兵衛こと柳生みつ子役で女優デビュー。グラマーなスタイルで世の男性たちを魅了した。TVドラマ『やすらぎの刻』出演のほか、現在も映画や舞台、歌手活動などで活躍中。女優デビュー50周年を記念し、自身が作詞を担当した配信シングル「Gypsophila」(ジプソフィラ)が発売中。4月4日には、デジタル写真集『児島美ゆき 70歳、ますます女ざかり』が発売される。協力/株式会社ワイ・テイ・ビイ カリスマ倶楽部 赤坂サロン
2022.04.02 21:00
週刊ポスト
指原莉乃が応援!元AKB大家志津香「衝撃の3サイズ」公開も 過酷ダイエット挑戦中
指原莉乃が応援!元AKB大家志津香「衝撃の3サイズ」公開も 過酷ダイエット挑戦中
 部屋着のように飾りっ気がなく、着倒した上下のスウェット姿で都内のラジオ局に入ったのは、昨年末限りでAKB48を卒業したタレントの大家志津香(30才)。3月上旬のこの夜は、新型コロナウイルスに感染したレギュラーパーソナリティーの元AKB48の峯岸みなみ(29才)の代役としてラジオ出演。急な仕事で画面に映らないラジオとはいえ、およそ芸能人らしくないファッションだ。 以前から大家をよく知るあるラジオ局関係者は、「どんな下っ端のスタッフにも敬語で、着飾らない。素顔もとても気さくですよ」と大家を評価するが、この日の服装については苦笑いを浮かべる。「実は彼女、1年前から昨年末の卒業までに、頑張って14キロのダイエットに成功したんです。ところが、その後の1~2月だけであっという間に7キロ以上もリバウンドしちゃいました(苦笑)。現在は、再ダイエット中ですが『太っている時期は服を買わない主義』と公言しているので、今は着飾ることを一旦休んで、体型を隠すためのダボダボ系の服しか着られないんじゃないですかね」 AKB48ファンの間では、昔から体重増減の激しい“ダイエットアイドル”として有名だった。 15才でAKB48に加入も、19才時にマイナス5キロ、22才でマイナス9キロ、26才でマイナス5キロと、常にダイエットを成功させるもリバウンドを繰り返すというアイドル人生だった。最も話題になったのは6年前の24才の頃。59.5キロから48.5キロと11キロの減量に成功して、漫画誌『ヤングチャンピオン』で初のソロ水着グラビアを飾ったときだった。 しかし、性格同様にゆる~い生活が大好きなために、毎回すぐにリバウンド。2020年末には人生最大の65キロになり「ライブ中のジャンプで膝が痛い。アイドル衣装もサイズが入らずに着られない」と追い込まれて、1年前からは一念発起してYouTubeに公式チャンネル「41ch」を開設。「ダイエットYouTuber」に挑戦していた。 YouTubeではいきなり、「バスト93、ウェスト78、ヒップ100」とリアルな3サイズを公開し、自分を追い込んでいった。毎日記録し続けたダイエット記録などの動画は約250本にも上り、昨年12月28日の卒業公演までには、14キロ減の目標50キロを達成した。 あるテレビ局関係者は「親友の指原莉乃さん(29才)と2人で、女性ファッション誌『ar』のダイエット企画グラビアにも取り上げられて注目されたのに、またもやリバウンドしてしまったのですね」と話す。 ゴール卒業公演直後から「誕生日(12月28日)、卒業祝い、お正月」とお祝いが続いて、暴飲暴食したら、そのまま怠けてしまったと言い訳する大家。57.2キロにまで増えたため3月1日からは、もう何度目か分からないダイエットをリスタートしている。「ヒップ100センチなどのスリーサイズの実寸はもちろん、80センチ超えのでっぷりお腹を披露したり、パンツのホックが止まらないユーモアな姿などをそのまま披露するので、当初は150万回再生を記録したり、指原さんがゲスト出演して120万再生を超えたりと好評でした。まずは、近々に4月1日までの1か月の成果を発表する予定だそうですが、今回も結構痩せてきているように思います。過酷なダイエットを成功させるほどの胆力があるなら、最初から太らなければいいのに……と思いますが(笑い)」(前出・テレビ局関係者) テレビ東京系『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』では、ゲスト出演時に泥まみれで大魚や亀を捕まえる豪快さが、番組関係者に見初められて、レギュラーを勝ち取ったほどの、NG無しタレント。かわいさや美しさだけでなく、その気さくさと“ヤラセ無し動画”で、根強い支持を獲得し続けている。
2022.03.31 11:00
NEWSポストセブン
(写真/Getty Images)
「食べていないのに太る」と悩む人が無意識で口にしている“天敵“とは
 昨年10月に日本生活習慣病予防協会が全国40〜60代の男女3000人に行った最新調査によれば、新型コロナの感染拡大前と比べると、3人に1人の体重が増加している。 在宅時間が増えて、食べても体を動かさなくなったからとも取れるが、3人に1人もの人が「コロナ前より食べる量が大幅に増えた」とは考えづらい。むしろ「太らないように食事を減らしているのに、なぜか太った」という人も多いのだ。心当たりのある人も多いだろう。だが、食べるのをがまんすることこそ、あなたを太りやすい体にしている一因だ。 パーソナルトレーナーで『ダイエットは運動1割、食事9割』などの著者・森拓郎さんは、食べないダイエットの間違いを指摘する。「脳や赤血球など、生きるための身体活動には、糖質が不可欠です。ところが、糖質制限や過度な食事制限で体内の糖が不足すると、体が自動的に、できるだけエネルギーを使わないよう“省エネモード”になる。これにより、体の消費カロリーが落ちて、少し食べただけでも太りやすくなるのです」 食事を減らして、最初こそ体重が落ちても、体質はどんどん太りやすくなっていくということだ。食べないダイエットを始めたら最後、それまでの食事量では体重が落ちにくくなり、さらに食べる量を減らし、さらに代謝が落ち……という、悪循環に陥ることになる。たんぱく質で代謝が上がる 森さんは、代謝を上げるために、肉や魚、卵、乳製品、大豆製品などを積極的に食べ、たんぱく質の摂取量を増やすことをすすめる。「食べたものをエネルギーとする『代謝』は、大きく3つに分かれます。1つ目は、24時間、呼吸や内臓の活動など、生きるために絶えず行われている『基礎代謝』で、代謝の60%を占めます。2つ目は、日常動作や家事、仕事、運動など、体を動かすことで消費するエネルギーの『活動代謝』。そして3つ目が、食事をすることでエネルギーを消費する『食事誘発性熱産生(DIT)』で、食後は消化吸収のため、安静にしていても代謝が高まります。 3大栄養素をそれぞれ単独で摂ったとき、糖質(炭水化物)と脂質がそれぞれDITを10%上げるのに対し、たんぱく質は30%も上げる。つまり、たんぱく質を摂ると代謝が上がるのです」(森さん・以下同) 効率的にダイエットしたいなら、食べる量を減らすのではなく、食事の内訳を整える方がいい。森さんは、毎食手のひら1枚分程度の肉や魚でたんぱく質を摂ることをすすめている。 たんぱく質は積極的に摂るべき一方で、口にしない方がいいものもある。実は、「食べていないのに太る」と悩んでいる人の多くが、ほとんど無意識で口にしているダイエットの天敵がある。「糖質が含まれる飲み物は、特に太りやすいと心得て。液体は咀嚼や消化がほとんどいらないので、DITが低く、体脂肪として蓄積しやすいのです。満腹感がなく、過剰に摂取しやすいのも問題です」 特に、市販のものでは、一見健康的なフルーツジュースや野菜ジュース、甘みを感じにくいカフェオレなどが盲点になりやすい。一般的な果汁100%のジュースでも、コップ1杯(約200ml)あたり約30〜40gも糖質が含まれているという。日常的に愛飲していると、必要以上の糖質を摂取してしまうことになる。「“ビタミン配合”“ミネラル配合”などと書かれているジュースやスムージー、プロテインバーなども要注意。糖質が多いほか、添加物が肝臓に負担をかける可能性が高いのです。ビタミンやミネラル、たんぱく質など、代謝に必要な栄養素を補いたいなら、味のついていないサプリメントを活用してください。とはいえ、サプリメントも多用すると、人によっては内臓に負担をかけることがあるので、過信しないこと」※女性セブン2022年3月31日号
2022.03.21 16:00
女性セブン

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