「好みでカボチャやイモ、ダイコン、カブなどの野菜を入れれば、栄養のバランスもいい。白米のおかゆより腹持ちがよく、満腹感も得られるので、ダイエットにも向いています」(境野氏)
玄米は一度に多めに炊き、数日熟成させることでより旨みが増すという。『好きなものを食っても呑んでも一生太らず健康でいられる寝かせ玄米生活』(マイナビ刊)の著者で食養研究家の荻野芳隆氏の話。
「白米は炊いてから時間がたてばたつほど硬くなり、臭いも出て劣化しますが、玄米は表面を皮でガードされているので酸化しにくい。保温して熟成されると余分な水分が抜け、米粒の弾力が増して美味しくなります。
一般的な炊飯器の保温機能を使えば、十分高温なので雑菌が繁殖する心配は少ない。夫婦2人暮らしなら1回あたり4~5合炊いて、それを3日程度かけて食べるくらいでちょうどいい」
健康的で、しかもカンタン。美味しい玄米食生活、今日から始めてみてはいかが。
※週刊ポスト2018年7月13日号