すでに、顔認証システムを導入している北京師範大学では画像だけでなく、声からも個人を特定できる機能も加わった個人認証機器が設置され、学内で運用されているという。
中国全土では北京語や広東語、上海語、福建語のほか、チベット語やウイグル語などの少数民族が使う方言を合わせると26言語にも及ぶが、この機器を使うと、これらの言語を解読し、学生らの個人個人の音声データを分析して、個人を特定することが可能だという。
同紙(電子版)の書き込み欄には「これらの監視カメラや認証システムはテロを防ぐ目的で導入されているが、中国の場合、民族運動や民主化運動を阻止するために使われるのではないか」との声のほか、「アメリカなど西側の国々のスパイは今後、北京の街を歩けなくなるのではないか」との指摘も出ている。