国際情報

バルチック艦隊撃破でトルコ男児の多くが「トーゴー」の名に

東郷平八郎・海軍大将(近現代PL/AFLO)

 祖国を護るために身を捧げた多くの軍人たちの生き方は、我々に多くのことを語りかけてくる──。

 日露戦争、中でもバルチック艦隊を破った日本海海戦の勝利は、指揮官である海軍大将(元帥)・東郷平八郎の名を広く世界に知らしめた。諸外国からは「アドミラル・トーゴー」「東洋のネルソン」などと呼ばれ讃えられた。とりわけ、当時、ロシアの脅威にさらされていたトルコは、日本の勝利を我が事のように喜んだ。

 歴史家で中東地域研究者の牟田口義郎氏(故人)は、かつてトルコ大使館主催のパーティーで駐日トルコ大使から次のような質問を受けた。

「アドミラル・トーゴーって何国人ですか?」

「もちろん日本人です」と牟田口氏は答えるが、トルコ大使は「トルコにもアドミラル・トーゴーがいる」と返した。1905年の日本の勝利を喜んだトルコでは、その年に生まれた男児の多くが「トーゴー」と名付けられた。その中に、トルコ海軍の提督になった秀才が一人いたのだという。

●取材・構成/浅野修三(HEW)

※SAPIO2018年7・8月号

関連記事

トピックス

初入閣したものの、Twitterでの反応が自民党内でも物議を醸している(時事通信フォト)
高市早苗氏の“入閣に不満”投稿は政調会長ポストを奪った萩生田光一氏の「統一教会問題」を痛烈意識か
NEWSポストセブン
小島瑠璃子の美ボディが話題になっている
小島瑠璃子の中国進出は成功するか バラエティースキルを活かせるかは未知数、反日感情の影響も
NEWSポストセブン
14日聖望学園戦9回表、内角の球をライトスタンドに運ぶ大阪桐蔭3年・松尾汐恩(時事通信フォト)
大阪桐蔭の「扇の要」松尾汐恩を開花させたショートからキャッチャーへの転向秘話
NEWSポストセブン
元NHK・内藤裕子アナが入局当時のエピソードを語る
【全6局「人気女子アナ」同窓会#2】民放が参考にしていたNHKのアクセント
週刊ポスト
勤務するオフィスに向かう小室圭さん
小室圭さん、すでに「年収1600万円超え」報道の背景 転職サイト給与情報の“罠”
NEWSポストセブン
左から元NHK・内藤裕子、元日本テレビ・馬場典子、元テレビ朝日・石井希和、元TBS・竹内香苗、元テレビ東京・亀井京子、元フジテレビ・中村仁美
【全6局「人気女子アナ」同窓会#1】給料、社食…新人時代はクレーム対応も
週刊ポスト
約1万5000人の犠牲者を出した、1945年6月7日の大阪空襲。消火活動を行なう町の人々(カラー化/渡邉英徳)
AI技術と人の記憶によるカラー化でよみがえる「戦時下ニッポンの市民たち」
週刊ポスト
実質的には再放送にもかかわらず、高い視聴率を記録した(NHK公式サイトより)
中森明菜『伝説のコンサート』が驚異の視聴率4.6% 紅白出場への期待も高まる
NEWSポストセブン
バイタリティーあふれる山田くん
『笑点』座布団運びの山田くん、知名度活かして介護業に参入「高齢者施設」を来年開業
NEWSポストセブン
松田聖子を目撃
松田聖子、沙也加さんの初盆に“もう1つの遺言”と「新しいお墓」への願い
女性セブン
中林大樹の姿を目撃
竹内結子さん三回忌 中林大樹が子供のために決断、家族3人新生活は「海辺の街」で
女性セブン
インタビューに応じた女子大生
「18歳女子大生」独占インタビュー【第1回】吉川赳議員のついたウソ「私の年齢に食いついた」「愛人契約しないか」
NEWSポストセブン